寒い季節に、快適な暖かさを提供してくれる電気ストーブ。手軽に使えて比較的リーズナブルなことから、人気が高まっています。
この記事では温かさと使いやすさ、購入のしやすさを兼ね備えた、電気ストーブのおすすめ5選をご紹介します。また、電気ストーブのメリットや選び方も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
電気ストーブとは
電気ストーブとは、その名の通電気を利用して部屋を暖めるストーブです。主にハロゲンヒーターやカーボンヒーター、パネルヒーターなどがこれに該当し、電気エネルギーを効率的に転換して暖房効果を生み出します。エネルギー源が電気のため、安全性が高くなっています。コンパクトなデザインから高い機能性まで、多様なバリエーションがあるのも特徴です。
電気ストーブのメリットは?
続いて、電気ストーブのメリットについて詳しく見ていきます。電気ストーブの主なメリットは、省エネで環境に優しい点・利便性と安全性を両立している点・コンパクトで場所を取らない点の3つです。
省エネで環境に優しい
電気ストーブはエネルギーの変換効率が高く、電気を直接熱に変えることができます。そのため、無駄なエネルギーの発生が少なくて省エネです。また、他の暖房方式に比べて、燃料の燃焼や排気ガスの発生がないため、環境への負荷が軽減されるのも特徴。これにより、温暖化対策や省エネ志向の観点からおすすめの暖房家電です。
利便性と安全性を両立
電気ストーブは手軽に操作できて、スイッチを入れてすぐに暖房効果が得られます。また、多くのモデルで、安全機能が搭載されており、転倒した時などは自動で電源が切れます。すぐに暖まる利便性と、非常時の安全性を両立している点は、電気ストーブならではのメリットです。
コンパクトで場所を取らない
電気ストーブは一般的にコンパクトでスリムなデザインが多いのも特徴です。設置場所を選ばず、限られたスペースでも効果的に使えます。リビング、寝室、キッチン、洗面所など、様々な場所で効果的な暖房が可能です。また、移動が簡単な軽量モデルも多く、必要な場所にすぐに運んで利用できます。
電気ストーブの選び方
電気ストーブのメリットを把握したところで、次は選び方を見ていきましょう。ニーズごとに重視するポイントを解説します。
効率的な暖房を求める場合
発熱技術で選ぶ:グラファイトヒーターとセラミックヒーターの比較
多種多様な発熱技術を備えた電気ストーブがありますが、中でもグラファイトヒーターとセラミックヒーターを搭載したモデルが多くなっています。
まず、グラファイトヒーターは高い導電性が特徴で、暖める時間の短縮と均一な温度を実現します。それに対して、セラミックヒーターはセラミックプレートを用いて放射熱を発生させることで、静かで効率的な暖房効果が得られるのが特徴です。使用目的や好みによって、双方の特性を比較検討し、最適な発熱技術を選びましょう。
消費電力とパフォーマンスのバランスを確認
電気ストーブの消費電力と暖房パフォーマンスのバランスも確認すべきポイントです。消費電力が高いほどコストがかさみますが、本来の目的である暖房性の高さも捨てられません。ワット数や加熱能力に注目して、自分の部屋の広さやニーズに最適なモデルを見つけましょう。消費電力とパフォーマンスのバランスを見極めることで、経済的かつ快適に使えます。
安全性を優先する場合
二重安全転倒OFFスイッチが安心
安全性を求めるなら、二重安全転倒OFFスイッチが搭載された電気ストーブを選びましょう。本体が転倒した際に自動的に電源がオフになる仕組みで、地震や突風などでの転倒時に火災やけがのリスクを低減します。
赤外線センサーや自動シャットオフ機能の搭載
さらなる安全性を追求するなら、赤外線センサーや自動シャットオフ機能が搭載されたモデルを検討しましょう。赤外線センサーは、電気ストーブ周辺に障害物があると感知し、自動的に電源を切ることができます。これにより、運転中に発生する様々な危険を未然に防ぐことができます。
また、自動シャットオフ機能は、一定時間使用しない場合や異常が検知された場合に自動的に電源を切る仕組みで、火災や過熱を防ぐために役立ちます。加えて一定の節電効果を見込めるのもポイントの一つです。
コンパクトさと使い勝手の良さを重視する場合
スリムデザインとパワフルな暖房力の両立
部屋のスペースを有効活用したい場合や、デザインにこだわりながらも十分な暖房力が欲しい場合は、スリムデザインかつパワフルな暖房力を兼ね備えたモデルがおすすめです。スリムなボディは場所を取らず、同時に高い暖房性能で快適な温かさを提供します。
ハンドル付きモデルが持ち運びやすい
持ち運びやすさを求める場合は、ハンドル付きのモデルが便利です。軽量かつコンパクトなデザインであれば、使用したい場所に簡単に運び込むことができます。リビングから寝室へ、あるいはオフィスからリビングへと移動する時など、ハンドルがあればストレスなく移動できます。ハンドルの形状や持ちやすさも確認して、使いやすいモデルを見つけましょう。
メンテナンスを簡単に行いたい場合
手で外せるガードが便利
手で簡単に外せるガードが搭載されている電気ストーブは、お手入れが楽になります。ガードが外せることで、ホコリや汚れがたまりにくく、清潔な状態を維持できます。また、使用後に手軽に外して掃除することで、ストーブの性能を維持しながら、安全に使用可能です。
フィルターの交換や清掃の手順をチェック
メンテナンスがしやすい電気ストーブでは、フィルターの交換や清掃手順が分かりやすくなっています。フィルターは定期的な交換や清掃が必要ですが、その手順が簡単であれば、ユーザー自身が手軽に行えます。製品によってはフィルターが洗えるものもあります。購入前にフィルターの交換や清掃が容易かどうかを確認し、手間なくメンテナンスできる製品を選ぶのがおすすめです。
コストパフォーマンスを重視する場合
価格と機能のバランスを考える
予算を考慮しながら、必要な機能や性能を見極めることも大切です。高価格な電気ストーブは機能が充実していることがありますが、使用する機能が限定的であれば、リーズナブルなモデルを選ぶことも一つの手です。製品ごとに提供される機能や性能を比較し、予算内で最適なバランスを見つけましょう。
ランニングコストの確認方法
コストを重視する場合は、特にランニングコストを考慮しましょう。製品の仕様や取扱説明書には、消費電力やエネルギー効率が記載されています。消費電力はワット(W)で表され、これが電気代に影響が出る部分です。取扱説明書には通常、異なる設定やモードでの消費電力が示されているため、WEBの取扱説明書などで事前に確認しましょう。
電気ストーブのおすすめモデル5選
最後に電気ストーブのおすすめモデルを紹介します。解説した選び方も参考にしながら、理想のモデルを見つけてください。
コイズミ(KOIZUMI)「KKH0922W 遠赤電気ストーブ」
コイズミ(KOIZUMI)「KKH0922W 遠赤電気ストーブ」は、スイッチのつまみを回すだけで、手軽に操作可能な赤電気ストーブです。450Wと900Wの2段階で切り替えることができ、好みの温度に調節可能です。暖まりが速いのも特徴で、スイッチONですぐにぽかぽかと暖まる、優れたカーボンヒーターを搭載しています。
また、自動オフ機能が付いており、3時間後には自動的に電源が切れるため、消し忘れや無駄な電気代の心配がありません。二重安全転倒スイッチも備え、本体が浮いたり転倒したりした際には電源が自動的に切れ、再通電しない設計です。内部温度が上昇しすぎると自動的にヒーターがオフになる温度ヒューズ(113℃)も搭載。安心して使えるモデルを探している方におすすめです。
さらに、スリムでコンパクトなデザインなので、リビング、寝室、子供部屋、キッチン、洗面所など、どんな場所でも活躍します。
アラジン「AEH-GM904N(W) 電気ストーブ」
アラジン「AEH-GM904N(W) 電気ストーブ」は、千石株式会社の特許技術によるグラファイトヒーターを搭載した、高性能の電気ストーブです。航空・宇宙開発に欠かせない高分子フィルムを使用したグラファイトヒーターで、その特殊な構造により高い熱伝達性を実現しました。これにより、迅速な立ち上がりと快適な暖かさを提供するため、特に寒がりの方におすすめです。
ヒーターには波長域の「中赤外線」を利用しており、体に効果的に吸収され、芯から感じる暖かさが長時間続きます。
山善(YAMAZEN)「EDC-X07 カーボンヒーター700W 2本管」
山善(YAMAZEN)「EDC-X07 カーボンヒーター700W 2本管」は、素早い立ち上がりと遠赤外線の効果を備えた電気ストーブで、モダンでスリムなデザインが特徴です。場所を取らずに設置できるため、どんな空間にも違和感なくフィットします。インテリアに馴染みやすいモデルを求める方におすすめです。
また、自動首振り機能が搭載されており、左右に自動で首を振ることで、広範囲に温かさを行き渡らせることができます。パワーの切り替えは2段階(700W/350W)で、お好みの温度に合わせた調整も可能です。
さらに、安全性も充実しており、本体が転倒した際に電源をOFFにする機能を搭載。自身などを心配せずに、使用することができます。
アラジン「CAH-1G9D(G) 電気ストーブ CAH1G9D(G)」
アラジン「CAH-1G9D(G) 電気ストーブ CAH1G9D(G)」は、発熱が均一化されたグラファイトeヒーターの搭載と、独自のスリット設計により、発熱温度をコントロールし、温かさを均一に保つことができます。操作も2つのダイヤルで簡単に行えて、タイマーダイヤルは0.5~8時間の範囲で30分刻みの設定が可能。電源入切パワー切換ダイヤルは11段階切換で快適な温度調整ができます。
また、進化した独自技術のシャットオフセンサーと、赤外線センサー感度の向上により、カーテンや障害物の検知がより効果的に行われ、自動で電源をOFFにします。防災対応型の二重安全転倒OFFスイッチは、地震などで転倒した場合に通電を停止。安全性の高い電気ストーブとなっています。
さらに、軽量かつ持ち運びしやすい設計のため、部屋の中でも移動させる機械が多い方におすすめ。重さ3.5kgの本体には背面上部に取っ手がついています。
ユアサプライムス「YKT-D400E(IV) しかくい電気ストーブ」
ユアサプライムス「YKT-D400E(IV) しかくい電気ストーブ」は、コンパクトで省エネの電気ストーブです。ツマミを回すだけのかんたん操作で、200Wと400Wの2段階切替が可能。400W使用時は1時間当たり約12.4円、200W使用時は約6.2円と、電気代が気になる方にもおすすめ。また、約1.4kgと軽量でハンドルが付いていることから、移動もラクラク。さらに、安全性もしっかりと考慮されており、本体が一定以上傾いたり転倒した場合には自動で電源がオフになります。