最近では、スマートフォンでもかなりキレイな写真が撮れるようになりましたが、鮮明かつ印象的な1枚を撮影したいのならやはり機能性の高いカメラを用意したいものです。
とはいえ「カメラの種類は膨大で、どれを選んだらいいか分からない」と悩み、なかなかカメラの購入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、最新のカメラの種類ごとにその特徴を詳しく紹介していきます。さまざまなカメラの特徴を把握し、自分に合った1台を見つけてみてください。
カメラにはどんな種類がある?それぞれの特徴をチェックしよう
「本格的なカメラが欲しい」「扱いやすいアイテムを選びたい」など、カメラに求めるポイントはそれぞれ異なると思います。
まずは、カメラの種類ごとに特徴を詳しくチェックしていきましょう。
デジタル一眼レフカメラ
とにかく画質がいいデジタル一眼レフカメラは、印象的な写真を撮影したい方におすすめのカメラです。
レフとは「レフレックス(reflex)」のことで、「光を反射する」という意味があります。一眼レフカメラの内側レンズにはミラーがセットされており、レンズに光が入るとミラーに反射する仕組みになっています。このメカニズムにより、光学ファインダーから被写体を確認しながら写真を撮影することが可能となります。
本物の光からフレーミングできるのが一眼レフカメラの大きな特徴です。大きな光学ファインダーをもつ一眼レフカメラを使えば、ほかのカメラとは比べ物にならない圧倒的な画質の写真を撮影できます。
一眼レフカメラを使ってよりよい写真を撮影したいのなら、シチュエーションに応じてレンズを交換しましょう。
普段使いできる広角レンズだけでなく、遠くの風景や天体写真を撮りたいときには望遠レンズを、小さなものを接写したいときにはマクロレンズを使う必要があります。それぞれのレンズの特徴を把握した上で最適なものを選べば、こだわりの1枚を撮影できます。
仕事の一環で高画質な写真を撮る必要がある方や、プロ級の美しい写真を撮影したいときには、一眼レフカメラを選びましょう。
フィルム一眼レフカメラ
最近の一眼レフカメラはデジタルが主流となっています。しかし、2005年頃まではフィルム現像ができるアナログの一眼レフカメラが多く使われてきました。
一眼レフカメラには約100年の歴史がありますが、最近では大手のカメラメーカーがデジタルカメラへとシフトチェンジしており、フィルムカメラはレトロアイテム化しつつあります。
フィルム交換が必要な点を除けば、デジタル一眼レフカメラとフィルム一眼レフカメラの使用感はそれほど変わりません。アナログの一眼レフカメラは扱いが難しいように思いますが、コツを覚えれば気軽に撮影できるようになります。
ミラーレス一眼カメラ
レンズ内にミラーがセットされているカメラを一眼レフと呼ぶのに対し、ミラーが入っていないカメラはミラーレスと呼ばれます。
ミラーレスカメラは、センサーに当たる光を電子ファインダーやモニターなどで見られるような仕組みをもちます。ミラーが不要な分、ミラーレスカメラのサイズ感は一眼レフカメラに比べて小さく、重さも軽いものが主流です。
ミラーレス一眼を使うときには、イメージセンサーを通して映像を確認します。
近年、デジタル技術が飛躍的に進化する中で、ミラーレス一眼の操作性や機能性も大きく向上しています。かつてはイメージの出力に多少のタイムラグがありましたが、最近ではラグが軽減され快適に使えるようになりつつあります。
ミラーレス一眼のハイエンドモデルはプロの写真家にも多く選ばれています。ミドルクラスのアイテムでも、人物写真や風景写真を十分キレイに撮ることができます。
各メーカーのミラーレス一眼ラインナップは豊富で、自分に合ったカメラを選びやすいのが魅力的です。初めて本格的なカメラを使う方なら、エントリーモデルのミラーレス一眼を選んでみるのがおすすめです。
コンパクトデジタルカメラ
コンパクトデジタルカメラはコンデジとも呼ばれるアイテムです。その名の通り小型なコンデジには、手のひらサイズなので気軽に持ち歩けるという良さがあります。
多くのコンデジはスマートフォンと同じくらいのサイズ感で、重量もそれほどありません。首にかけたりポケットに入れたりしても邪魔にならないので、常に身につけておきお好みのタイミングで気軽にスナップ撮影をしてみましょう。
コンデジというと、かつてはあまり画質が良くないカメラとされていました。しかし最近では、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラに近い画質に仕上がるようなコンデジも多数登場しています。
コンデジの特徴として、レンズ交換ができないという点が挙げられます。被写体やシチュエーションに応じてレンズを変えるという使い方ができないのは、コンデジのデメリットの1つといえるでしょう。
とはいえ、レンズ交換の手間がかからないことはメリットにもなり得ます。多くのレンズを購入して持ち歩く必要がないコンデジは、気軽に写真撮影をしたい方にぴったりです。
ネオ一眼
ネオ一眼とは、コンパクトデジタルカメラのうちズーム倍率が非常に高いものを指します。
見た目は一眼レフのようですが、レンズ交換ができないためコンパクトデジタルカメラの一種として位置づけられています。
レンズを交換しなくともかなりのズームで写真撮影ができるのが、ネオ一眼の魅力です。望遠写真を得意とするネオ一眼は、風景写真をキレイに撮影したい方に向いています。
また、入学式や運動会などの行事やイベントの際にも、ネオ一眼なら遠くにいる人物をはっきりと写すことができます。
アクションカメラ
アクションカメラは、激しい動きの動画撮影に特化したカメラです。ロードバイクに搭載したり、ウィンタースポーツ中の姿を撮影したりしたいときには、アクションカメラが活躍してくれます。
ハードな場面でよく使われるアクションカメラはボディがかなり堅牢です。防水性能や防塵性能が高く、手ブレにも強いのでアクティブに使いこなせます。
360度カメラ
360度をぐるりと見渡すような画角で写真や動画を撮影できる360度カメラも近年注目を集めています。
180度以上の広さを撮影できる広角レンズを2枚搭載するという仕組みの360度カメラを使えば、上下方向や水平方向を一度に撮影できます。
円形に歪んだ画像や不思議なスタイルの自撮り画像を撮影できるのが、360度カメラ特有の魅力です。画角の広いカメラで記念撮影をしたい方のほか、クリエイティブな作品を制作したい方にも多く選ばれています。
2024年最新!一眼レフやミラーレスのおすすめカメラ
![](https://yamada-denkiweb-media.com/wp-content/uploads/2024/05/cbf5b9f60da99bf791c0aa12a770f429-2.jpg)
ここからは、本格的な一眼レフカメラやミラーレスカメラのおすすめアイテムをご紹介いたします。
キヤノン(Canon) 一眼レフカメラ EOS-1D X Mark III
![](https://cache.ymall.jp/webcom/item/multiimage/300/4152466011_001.jpg)
キヤノンのEOS-1D X Mark IIIはカメラ選びに妥協したくない方におすすめしたい、とっておきのアイテムです。機能性の高いデジタル一眼レフカメラを使えば、リアリティのある写真を美しく写し出せます。
1秒16コマという高速連続撮影に対応しているのがEOS-1D X Mark IIIの特徴です。被写体を瞬間的に視認できるカメラは、素早い動物や激しいスポーツの写真を撮影したいとき、人の表情の変化の瞬間をとらえたいときなどにも活躍してくれます。
EOS-1D X Mark IIIは、撮影時からカメラ内デジタルレンズオプティマイザを使用できる仕様になっています。撮影した写真に高度な補正を施して即座に転送できるので、報道分野でも便利に使いこなせます。
ソニー(SONY) デジタル一眼カメラ「α7 IV」Eマウント ILCE-7M4K
![](https://cache.ymall.jp/webcom/item/multiimage/300/4152901017_001.jpg)
ソニーのデジタル一眼カメラ「α7 IV」は3300万画素の新開発イメージセンサーで、鮮やかな写真を撮影できるのが特徴的な1台です。人物の肌感、精細な風景などをすみずみまでキレイに描写できるので、ハッと息を飲むほど印象的な写真に仕上がります。
オートフォーカスの精度が高く、さらに高速・高追随なので撮りたい瞬間を逃す心配がありません。あらゆる被写体に応じて瞬時にピントを合わせられる利便性も、こちらのカメラの魅力です。
対応するレンズのラインナップは65本とかなり多いので、撮影シチュエーションに応じたものを柔軟にピックアップしてみましょう。
パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼カメラ「LUMIX S1」DC-S1M-K
![](https://cache.ymall.jp/webcom/item/multiimage/300/4152211017_001.jpg)
パナソニックの「LUMIX」シリーズは、本格的な撮影を目的とする方だけでなく、気軽なスナップを楽しみたい方にも選ばれています。
こだわりのボタンレイアウトを採用している「LUMIX S1」は、誰もが直感的に操作できると評判を集めています。目で見たものをそのまま切り取るようなイメージで写真を撮影できるのも、こちらの機種ならではの特徴です。
オートフォーカスの精度が高く、手ぶれ補正機能や高速シャッターといった嬉しい機能も多数搭載されています。品質の高い「LUMIX S1」を取り入れれば、カメラを使い慣れていない方でも写真をキレイに撮影できます。
ニコン(Nikon) Z 6II 24-70 レンズキット デジタル一眼
![](https://cache.ymall.jp/webcom/item/multiimage/300/4152666015_001.jpg)
ニコン Z 6II 24-70は最大口径55mmのZマウントで高画質な写真を撮影できる人気のカメラです。
ハイブリッドオートフォーカスがピントを素早く合わせるので、解像度の高い明るい写真を撮影できます。また、ぼかしを入れた印象的な写真を美しく撮影できるのもこちらのカメラの特性です。
防塵や防滴の性能も高く、堅牢性も十分なので、ややハードな環境での撮影にも十分活用できます。
カメラ本体にはCFexpress(Type B)/XQDカードとUHS-II規格対応のSDカードのダブルスロットが搭載されています。また、USB給電で長時間使える点も魅力的です。
2024年最新!おすすめのコンパクトデジタルカメラ
続いて、レンズ交換が不要なコンパクトデジタルカメラのおすすめをご紹介していきます。
ソニー(SONY)コンパクトデジタルカメラ 「Cyber-shot(サイバーショット)」DSC-RX10M4
![](https://cache.ymall.jp/webcom/item/multiimage/300/4151583016_001.jpg)
コンパクトデジタルカメラで高精度な写真を撮影したいのなら、サイバーショットを購入の選択肢に入れてみましょう。
サイバーショットの特徴である大口径のズームレンズを活用すれば、広範囲をカバーしながら美しい写真を撮影できます。高品質なズームレンズは、一般的なレンズ交換式カメラで3本以上の大口径交換レンズが必要な範囲を、1台のカメラのみでしっかりとカバーしてくれます。
また、高密度オートフォーカス追随テクノロジーによって、素早く動く被写体に対しても瞬間を切り取れます。スピード感のあるシーンでの撮影をしたいときには、ソニーのサイバーショットがきっと大活躍してくれるでしょう。
ニコン(Nikon)コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」P950 BK
![](https://cache.ymall.jp/webcom/item/multiimage/300/4152469012_001.jpg)
NikonのCOOLPIXのボディはかなりコンパクトですが、その機能性は本格的な一眼レフに匹敵します。光学83倍ズームのレンズは被写体をダイナミックかつ鮮明に捉え、美しい写真へと昇華させてくれます。
目をファインダーに近づけることで電子ビューファインダーが自動起動するのがこちらのCOOLPIXの特徴です。モニター撮影とファインダー撮影の切り替えがしやすいため、カメラに慣れていない方でも直感的に扱うことが可能となります。
設定の変更を簡単に行えるサイドダイヤル、AF/MFを瞬時に切り替えられるセレクターなども搭載されているので、お好みの設定でステキな写真を撮影しましょう。
機能性や扱いやすさをチェックし、長く使える1台を選ぼう
カメラの種類は膨大ですが、種類ごとの特徴を把握しておけば自分に合ったものを選ぶのはそれほど難しくありません。
まずは、どんなシーンで使用したいのか、写真でどんな表現をしたいのかといったポイントを見極めましょう。また、持ち歩きやすいか、画質は十分かなども十分に把握しておくことが大切です。
仕事などで本格的に使えるカメラをお探しなら、ハイエンドの一眼レフカメラやミラーレス一眼がおすすめです。カメラを趣味として始めるのなら、お手軽なコンデジを選ぶのも良さそうです。
ご紹介した内容を参考にしながら、愛着を持って長く使える1台を見つけてみてください。