これからタブレット端末を購入するのなら、AppleがリリースしているiPadを選ぶのがおすすめです。
タブレット端末の世界シェアトップであるiPadは、日本国内のタブレット市場においてもおよそ半数という絶大なシェアを誇ります。
そんなiPadには現在複数のラインナップがあり、それぞれ機能性やスペックは大きく異なります。自分に合うiPadを選び、便利に使いこなしてみましょう。
この記事ではiPadの種類やそれぞれの特徴について、またおすすめモデルについてご説明いたします。
iPadの種類は大きく分けて4つ!それぞれのモデルの特徴とは?
iPadのシリーズには「iPad」のほかに「iPad Pro」、「iPad Air」「iPad mini」といった種類があります。
まずは、4つのiPadの特徴や違いについてチェックしていきましょう。
iPad
一般的なiPadのエントリーモデルは、ベーシックなアイテムを使いたい方におすすめです。
2024年5月現在、iPadの最新モデルは「第10世代」となっています。第10世代iPadには、iPhoneSE12シリーズと同様のチップが搭載されており、操作性や通信の速さは良好です。
汎用性の高いシルバーのほか、ブルーやピンク、イエローとカラー展開も豊富で、好みに応じたスタイルを選ぶことができます。
いわゆる無印のiPadは、iPad ProやiPad Airといったモデルと比較して価格が抑えられています。予算を抑えてiPadを購入したいのなら、まずは一般的なiPadを選ぶのが良さそうです。
iPad Pro
機能性の高いiPadをお求めなら、最上位モデルであるiPad Proを選びましょう。
iPad Proには最新のMチップが搭載されており、その性能は抜群です。ペンタブを内蔵しているiPad Proはイラストレーターや漫画家にも多く選ばれています。また、動画編集やデザインなど、クリエイティブな用途にも使いやすいのが特徴的です。
5月7日にはiPad Proの最新モデルが発表されました。13インチと11インチのiPad Proにはそれぞれ最新のM4チップを搭載しており、PCに劣らないパワフルな性能が魅力的なモデルです。
iPad Air
iPad AirはiPad Proほどの突出した性能はないものの、幅広い用途に活用できる機能を多数備えているという人気モデルです。iPadの機能性に不足を感じている方や、より高性能な環境を構築したい方に選ばれています。
iPad Proと同様に、5月7日にiPad Airの最新モデルも発売されました。第6世代のiPad AirにはM2モデルが搭載されており、パソコンと比較してもそん色ない処理性能を誇ります。
iPad mini
iPad miniはほかのiPadと比較してかなりコンパクトなモデルとなっています。一般的なiPadのサイズは10.9インチですが、iPad miniの最新モデルである第6世代はわずか8.3インチのサイズとなっています。重さもほかのiPadと比較して軽く、約300gと扱いやすいのが特徴的です。
小さいからといってiPad miniの性能は決して低いわけではありません。A15 Bionicチップを搭載した最新iPad miniは高性能で、幅広いシーンに便利に活用できます。
iPadはノートほどのサイズ感なので、ときに使いにくさや重さを感じることがあるかもしれません。「iPadを片手で扱いたい」「スマホの延長線上のような感覚で使いたい」という方には、iPad miniが向いています。
自分に合ったiPadを選ぶためのチェックポイント5つ
iPadには初心者向けモデルからプロ向けモデルまで多彩な種類が存在しています。選び方を間違ってしまうと使いこなせなかったり、不便さを感じたりすることがあるかもしれません。
ここからは、iPad選びでチェックしておくべきポイントについて解説します。
性能
iPadに搭載されているチップはそれぞれ異なっており、チップによって処理性能は変わってきます。
Apple製品のうち、iPhoneにはAチップが、MacBookなどにはMチップが搭載されています。iPadを選ぶにあたってスペックを重視するなら、M4やM2といったチップを搭載したものを選びましょう。とはいえ、A15 BionicやA14 Bionic、A13 Bionicといったチップにも過不足ない性能が備わっています。
画面サイズ
iPadの画面のサイズ感によって作業の快適度は変わってきます。
現在最も画面が大きいのはiPad Proの13インチです。こちらはかなり大きな画面となるため、複数のツールを使ってマルチタスクで作業したいときなどに便利です。
一方で、iPad miniの画面サイズは8.3インチとかなり小さめです。小さいタイプのiPadは重量も軽く、片手で持ちながら快適に使うことができます。
iPadを使うシーンによって必要な画面サイズは異なるため、どんな用途に使うのかを十分に検討しておきましょう。
ストレージ
ストレージとはデータを保存するための領域のことで、数字が大きいほど容量が大きいということになります。
それほどデータを保存しないのなら64GBでも足りるかもしれませんが、これから購入するのならできれば128GB以上のiPadを選びましょう。大容量のデータを保存するのなら、256GB、512GB以上のものを選ぶのが安心です。
通信方式
iPadを選ぶ際に、Wi-FiモデルかWi-Fi + Cellularモデルかを確認することも重要です。
Wi-FiモデルのiPadは、通信する際に必ずWi-Fiに接続する必要があり、Wi-Fiのない場所で通信ができない点に注意が必要です。
一方で、Wi-Fi + Cellularモデルは単体でのモバイル通信が可能です。スマートフォンと同じようなイメージで、いつでもどこでも使えるのがWi-Fi + Cellularモデルの魅力です。
ただし、Wi-Fi + Cellularモデルの利用時には通信プランを契約する必要があります。そのため、Wi-Fiモデルに比べるとランニングコストが高めとなります。
機能性
iPadにどんな機能が付帯しているかについても、事前に確認しておきましょう。
例えば、生体認証に対応しているiPadであれば、セキュリティ面の安心感が高まります。また、コネクタの種類もモデルごとに異なるので、必ず確認しておきたいものです。
iPadを使う際には、Apple Pencilや対応するキーボードがあると便利です。キーボードにはMagic KeyboardやSmart Keyboardなど複数の種類があるので、必ず対応しているものを選んで購入しましょう。
iPadのおすすめアイテムはどれ?人気モデルをご紹介します
ここからは、ネット購入できるiPadの人気モデルをご紹介していきます。
iPad(第10世代) MPQ93J/A 10.9インチ Wi-Fiモデル 256GB
2024年現在の最新モデルであるiPad 第10世代は、学習や仕事、趣味など多彩な用途に使える便利な1台となっています。
iPadを導入するのなら、オンライン会議やセミナーに参加する、資料作成をしてOSで作業内容を共有するなど、さまざまな使い方を試してみましょう。
もちろん、広角のバックカメラとフロントカメラで写真を撮影したり、お絵描きやゲーム、動画視聴をしたりといった楽しい使い方も可能です。
タフなバッテリーを搭載しており、自宅や出先で1日中使い続けられるのもこちらのモデルの良さです。256GBのiPadにはたくさんのデータを入れても問題ありません。
iPad(第9世代) MK2P3J/A 10.2インチ Wi-Fiモデル 256GB
2021年リリースのiPad第9世代は多少価格が下がり、お求めやすくなりました。
iPad第9世代に搭載されているA13チップは、iPhone11シリーズに搭載されたチップと同じです。最新モデルではないとはいえその性能は決して低いわけではなく、アプリの使用や動画再生、動画編集などをしても不便を感じる可能性は低いでしょう。
第9世代には1200万画素のフロントカメラが搭載されています。また、ビデオ通話の際に便利なセンターフレーム機能があるなど、使いやすいのがポイントです。
スマホよりも性能の高いアイテムを使ってクリエイティブな作業や学習をしたいのなら、コストパフォーマンス抜群な第9世代を選んでみてはいかがでしょうか。
iPad Pro(第7世代) MVX23J/A 13インチ Wi-Fiモデル 2TB
iPad Pro第7世代はM4チップを採用したモデルで、タブレットとしては比類のない処理速度を誇ります。10コアのGPUにより、非常に高度なグラフィック性能も発揮します。
最新のiPad Proの特徴は、13インチという大型画面にも関わらずわずか579gと前作と比べて軽量化されている点です。軽量化により片手での操作がしやすく、デスクワーク以外の用途でも利用しやすくなったのはうれしいポイントです。
別売りにはなりますが、Magic Keyboardと組み合わせることでパソコンのように作業をすることや、Apple Pencil Proと組み合わせることでクリエイティブな作業もできます。プロフェッショナルな方に最適な1台と言えるでしょう。
iPad Pro(第6世代) MNY03J/A 12.9インチ Wi-Fiモデル 2TB
万能の最新機種でクリエイティブな作業に没頭したいのなら、iPad Pro第6世代を選びましょう。
ハイエンドモデルであるiPad Proの第6世代は、ほかのモデルと比較してもディスプレイの鮮やかさや操作性が抜きん出ています。ProMotionテクノロジーに対応しており、操作性や応答性がスムーズなのも最新モデルならではです。
iPad Pro第6世代では、Apple Pencilをかざした場所にマーカーが付くポイント機能が搭載されました。これによってデザインやイラスト作成、文書作成などの際に、より正確かつ細かい作業ができるようになっています。
iPad Pro第6世代は、大画面で思う存分動画編集をしたり、マルチタスクでさまざまな作業を進めたりと、iPadをしっかりと使いこなしたい方におすすめです。
iPad Pro(第5世代) MHNP3J/A 12.9インチ Wi-Fiモデル 2TB
iPad Pro第5世代はM1チップを採用したモデルで、処理速度が早く機能も豊富です。
例えば画像100枚の書き出しを行った場合、その速度は約10秒ほどとかなり迅速です。また、動画の処理もサクサクと進められるため、大きなデータを扱う作業にも支障はありません。
画面がかなり大きく、操作しやすいのもこちらのiPad Proの特徴です。ただし、重量が700g近いため、片手で持って操作するのにはあまり向いていません。パソコンのような感覚でデスクに設置し、じっくりと腰を据えて作業するのに向いている1台です。
iPad Air(第6世代) MV2F3J/A 13インチ Wi-Fiモデル 256GB
iPadを幅広い作業に使いたい方におすすめなのが、2024年にリリースされた最新のiPad Air第6世代です。
最新のiPad AirにはMacBookと同じM2チップが搭載されており、かつ13インチとタブレットとしては大画面のためパソコン感覚でiPadを使いこなせます。
アプリを使ったゲームはもちろんのこと、イラスト制作や動画視聴、動画編集といった用途にも便利に活用できます。映像や音質のクオリティが優れており、高い没入感が得られやすいのも人気の理由です。
iPad Air第6世代はカラーバリエーションが豊富なので、比較しながら自分らしいアイテムを選んでみましょう。
iPad mini (第6世代) MK7R3J/A 8.3インチ Wi-Fiモデル 64GB
iPad miniはディスプレイサイズ8.3インチ、重量は300g以下という使いやすいモデルです。コンパクトですがスペックは高く、動画を美しく再生したり、高品質のゲームアプリをプレイできたりと快適に使えます。また、iPadを使って漫画や小説を読みたい方にもおすすめできるアイテムです。
ほかのiPadと比較して画面サイズが小さいiPad miniは、イラスト制作やデザインといった本格的な作業にはあまり向いていません。とはいえ、一般的なタブレットやパソコンよりコンパクトでありながらスマートフォンよりも大きいという絶妙なサイズのiPad miniは、幅広いシーンで活躍してくれるはずです。
iPadのスペックや機能を比較して自分らしい1台を選ぼう
iPadのスペックや機能はそれぞれ異なるため、選び方に悩まされる方は少なくありません。
エントリーユーザーなら無印のiPadを、より機能性の高いものをお探しならiPad AirやiPad miniを選んでみましょう。クリエイティブな目的にiPadを使いたいのなら、プロ仕様のiPad Proを選ぶのもおすすめです。
使用するシーンを考慮し、用途や予算に合う自分らしいモデルを選んでみてください。