タブレット市場で圧倒的な人気とシェア率を誇る、AppleのiPad。これまでのiPadのモデルラインナップは全4種類でしたが、2024年に新型iPadの発売が発表されました。
それが「iPad Pro 11/13インチ」「iPad Air 11/13インチ」です。
この記事では、iPad新型「iPad Pro 11/13インチ」「iPad Air 11/13インチ」のスペックや特徴を中心に、最新情報を紹介します。
iPadの新型モデルが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
iPad Pro新型とiPad Air新型の発売日は?
「iPad Pro 11/13インチ」「iPad Air 11/13インチ」は、2024年5月7日のAppleイベントにて発表および予約開始し、2024年5月15日に発売することが決定しています。
発売日 | 商品名 |
2022年3月18日 | iPad Air(第5世代) |
2022年10月26日 | 11インチiPad Pro(第4世代) 12.9インチiPad Pro(第6世代) |
2024年5月15日 | 11インチ(M4) 13インチiPad Pro(M4) |
2024年5月15日 | 2024年5月15日 |
前モデルのiPad Proは2022年10月でした。約1年8ヶ月ぶりの新型の登場となりました。2023年はiPadの新型がまったく発売されなかったため、2024年はすべてのモデルが新型を発売する可能性もあります。
iPad Pro新型のスペック
まずは、「iPad Pro」のスペックを見ていきましょう。同じ新型のiPadでも、「iPad Air」よりも上位モデルとなっています。
商品名(機種) | iPad Pro 11インチ(M4) | iPad Pro 13インチ(M4) |
カラーバリエーション | シルバー/スペースブラック | |
ディスプレイ | Ultra Retina XDRディスプレイ(2,732 x 2,048) | Ultra Retina XDRディスプレイ(2,752 x 2,064) |
本体サイズ | 高さ:249.7 mm 幅:177.5 mm 厚さ:5.3 mm | 高さ:281.6 mm 幅:215.5 mm 厚さ:5.1 mm |
重量 | 444 g(Wi-Fiモデル) 446 g(Wi-Fi + Cellularモデル) | 579 g(Wi-Fiモデル) 582 g(Wi-Fi + Cellularモデル) |
チップ | M4チップ:最大9コア | |
ストレージ | 256GB、512GB、1TB、2TB | |
メモリ | 8GB(256GBまたは512GBストレージ搭載モデル) 16GB(1TBまたは2TBストレージ搭載モデル) | |
カメラ | 超広角:約1,200万画素/f1.8(アウトカメラ) 約1200万画素/f2.4(インカメラ) | |
オーディオ | 4スピーカーオーディオ | |
生体認証 | Face ID | |
通信 | 2×2 MIMO対応Wi-Fi 6E(802.11ax) Bluetooth 5.3 | |
充電と拡張性 | ※Thunderbolt / USB 4ポート対応 DisplayPort Thunderbolt 3(最大40Gb/s) USB 4(最大40Gb/s) USB 3(最大10Gb/s) | |
価格 | 168,800円(税込)〜 | 218,800円(税込)〜 |
「iPad Pro 11/13インチ」は。新しいチップの「M4」を初めて搭載し、前のモデルと比較して最大1.5倍の処理性能向上を実現しました。
また、今までで最も薄いApple製品の一つとなっており、13インチモデルは厚さが5.1mm、11インチモデルは5.3mmとなっています。これにより13インチモデルは、前のモデルよりも約100g軽量化されているのも特徴です。Magic Keyboardがアルミニウム素材に変更された点も、軽量化の実現に貢献しています。
さらにディスプレイには、新たにUltra Retina XDRディスプレイが採用されています。2,000,000:1のコントラスト比が実現され、より深い黒を表現し、Nano-textureガラスの採用により反射も軽減されています。
アクセサリーも進化しており、Apple PencilはApple Pencil Proとして生まれ変わりました。従来のタッチセンサーに加えて、スクイーズ機能が追加され、ジャイロセンサーにより回転動作にも対応しています。
iPad Air新型のスペック
続いて、「iPad Air 11/13インチ」のスペックを見ていきます。
「iPad Pro」よりも、低価格でコンパクトなのが特徴です。
商品名(機種) | iPad Air 11インチ(M2) | iPad Air 13インチ(M2) |
カラーバリエーション | ブルー、パープル、スターライト、スペースグレイ | |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ(2,360 x 1,640) | Liquid Retinaディスプレイ(2,732 x 2,048) |
本体サイズ | 高さ:247.6 mm 幅:178.5 mm 厚さ:6.1 mm | 高さ:280.6 mm 幅:214.9 mm 厚さ:6.1 mm |
重量 | 462 g(Wi-Fiモデル) 462 g(Wi-Fi + Cellularモデル) | 617 g(Wi-Fiモデル) 618 g(Wi-Fi + Cellularモデル) |
チップ | M2チップ:最大8コア | |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB、1TB | |
メモリ | 8GB | |
カメラ | 広角:1200万画素(メインカメラ) 超広角:1200万画素(フロントカメラ) | |
オーディオ | ||
生体認証 | Touch ID | |
通信 | 2×2 MIMO対応Wi-Fi 6E(802.11ax) Bluetooth 5.3 | |
充電と拡張性 | ※USB-Cポート対応 USB 3(最大10Gb/s) | |
価格 | 98,800円(税込)〜 | 128,800円(税込)〜 |
今までの「iPad Air」は、10.9インチモデルのみでしたが、2024年発売の「iPad Air」新型では11インチと13インチのモデルが加わりました。使いやすさはそのままに、大画面での作業がさらに効率的になることが期待されています。
チップもApple M1からApple M2に進化し、処理速度が約50%向上しています。最新の3Dゲームやモーションキャプチャも快適な動作が可能です。ストレージ容量は最大1TBまで選択可能で、大量の写真や動画を保存する際も安心です。
また、フロントカメラの位置が従来の縦向きから横向きに変更されており、Magic Keyboardを使えば、ノートパソコンと同様にビデオ通話が可能です。1200万画素の超広角カメラとセンサーフレームにより、被写体が常にフレームの中心になるように調整され、ビデオ通話はより快適になりました。
さらに、同時に発売されるApple Pencil Proにも対応。ほかにも、指で強く押さえることで線の太さや色、ツールを変更できる「スクイーズ」や、新型ジャイロスコープによる「バレルロール」、スクイーズやダブルタップ時に振動を発する「触覚フィードバック」など、iPadでの創作活動をより豊かにする機能も搭載しています。
iPad Pro新型とiPad Air新型どちらがおすすめ?
![](https://yamada-denkiweb-media.com/wp-content/uploads/2024/05/cbf5b9f60da99bf791c0aa12a770f429-9.jpg)
「iPad Pro 11/13インチ」のほうが「iPad Air 11/13インチ」よりも上位モデルと解説しましたが、誰にでも「iPad Air 11/13インチ」が適しているというわけではありません。
大切なのは、自分のライフスタイルやニーズを明確にして、モデルを選ぶことです。
「iPad Pro 11/13インチ」「iPad Air 11/13インチ」それぞれが、どのような人におすすめか紹介します。
最新機能を使いこなすなら「iPad Pro」
イラスト制作や動画編集などのクリエイティブ作業をする人
iPad Proはパワフルなプロセッサと高解像度のディスプレイを備えているため、クリエイティブな作業に最適です。Apple PencilやAdobe Creative Cloudなどのアプリを使って、イラストや写真の編集、動画の制作などを行う際に、高いパフォーマンスと正確な操作性を提供します。
iPadでゲームをすることが多い人
大画面と高性能なプロセッサにより、iPad Proは最新のゲームを快適に楽しむことができます。高解像度のディスプレイとリアルなグラフィックスは、ゲーム体験をさらに向上させます。
大画面で高画質の映像を楽しみたい人
iPad Proの大画面と高解像度のディスプレイは、映画や動画を鮮明かつ迫力ある画質で楽しむことができます。HDRやDolby Visionなどの最新の映像技術もサポートしており、映画館のような臨場感を味わえます。
手軽に使いたいなら「iPad Air」
持ち運びに便利な軽量モデルが欲しい人
iPad Airは薄型で軽量なデザインを採用しており、持ち運びに便利です。外出先や移動中でも手軽に使えるため、スケッチやメモ、ウェブ閲覧など、日常的なタスクに最適です。
コストを抑えたい人
iPad AirはiPadシリーズの中でも比較的コストパフォーマンスに優れています。高性能なプロセッサやディスプレイを備えながらも、価格を抑えたモデルとなっています。
基本的な使い方しかしない人
iPad Airは基本的なタスクに必要な機能を備えており、操作も直感的で簡単です。メールのチェックやウェブ閲覧、写真の閲覧など、日常的な使い方に適しています。
Apple PencilやMagic Keyboardを使う人
iPad AirもApple PencilやMagic Keyboardをサポートしており、クリエイティブな作業や生産性向上のためのアクセサリーとして活用することができます。しっかりとしたキーボードや筆圧感知のペンで、快適な作業環境を構築することができます。
iPad新型と合わせて使いたいApple Pencil Pro
iPad新型の購入を考えている方に向けて、一緒に使うのがおすすめのアイテムも紹介します。
アップル(Apple) 「MX2D3ZA/A Apple Pencil Pro」
![](https://cache.ymall.jp/webcom/item/multiimage/300/3215793019_001.jpg)
iPad新型と2024年5月15日に同時発売のアップル(Apple) 「MX2D3ZA/A Apple Pencil Pro」は、最先端の新機能を備えることで、直感的な操作が可能な新しいApple Pencilです。
指で強く押すことで起動するスクイーズ機能や、新しいジャイロスコープによるバレルロール機能、触覚フィードバック機能など、使いやすさと快適な操作性を追求しました。
さらに、Apple Pencil Proはディスプレイに触れる場所を正確にプレビューし、ダブルタップすることでツールの切り替えが素早く行えます。外出先でも家でも簡単に探せる「探す」アプリを搭載し、ペアリングや充電もiPadの側面にマグネットで取りつけるだけで完了します。
「iPad Pro 11/13インチ」「iPad Air 11/13インチ」すべてに対応しており、iPadでクリエイティブな作業や生産性を向上させたい方に最適です。
まとめ
![](https://yamada-denkiweb-media.com/wp-content/uploads/2024/05/5e4896966c9944fcf00890f4502605bf-7-1024x682.jpg)
この記事では、iPad新型「iPad Pro 11/13インチ」「iPad Air 11/13インチ」の最新情報をまとめました。スペックや特徴を考慮しながら、自分に合ったモデルを選びましょう。