テレビを選ぶ時にチェックするポイント
テレビを選ぶ時にチェックすべきポイントは、主に下記の4点です。
- 画質と解像度
- 観やすいサイズと視聴距離
- スマート機能と接続性
- オーディオ性能とサウンドシステム
最も重用視する点はどこなのか考慮しながら、一つずつ見ていきましょう。
画質と解像度
①4K、8Kの解像度とは
4K、8Kとはテレビ画面の解像度を表す用語です。解像度は画面上のピクセル数で表され、4K解像度は水平方向に約4,000ピクセルの解像度、8K解像度は水平方向に約8,000ピクセルの解像度を持っています。
ピクセル数が多いほど画面の詳細度が高く、より綺麗に映るのが特徴です。8Kの方がより細かなディテールや滑らかな映像を提供できるため、特に大型の画面で劇場のような臨場感をあじわいたいかたにオススメ。
②HDR対応かどうか
HDR(High Dynamic Range)とは映像技術の一つで、従来のテレビ映像よりも広い輝度範囲と色の表現を実現するための規格です。HDR対応のテレビであれば、よりリアルな映像体験が可能になります。テレビがHDR対応かどうかを判断するには、取扱説明書や製品のスペックシートを確認するのが一般的です。
➂視聴環境に合わせた画質
視聴環境に合った画質のテレビを選ぶことで、より快適な視聴が可能です。例えば、大型の画面や視聴距離が近い場合は、より高い画質を選ぶことがおすすめです。また、リビングなどの明るい環境で視聴する場合や、映画やスポーツなどコントラストのある映像を楽しみたい場合は、高い明るさと優れたコントラスト比を持つテレビを選ぶのがオススメです。
観やすいサイズと視聴距離
①テレビの適切なサイズ選びの方法
テレビの適切なサイズは、設置するスペースの大きさや、個人の好みによって異なります。テレビがスペースに適切に収まり、周囲の家具や壁とのバランスが取れるのが重要です。テレビの寸法と設置予定のスペースを確認しましょう。また、大画面のテレビは臨場感があり、映画やスポーツ視聴に適しています。部屋のスペースや視力に合わせて、快適に視聴できるサイズを選ぶことが重要です。
②部屋のレイアウトと視聴距離の考慮
一般的には視聴距離の約1.5倍から2倍が適切なサイズとされています。例えば、視聴距離が2メートル(約6.5フィート)であれば、40インチから55インチ程度が適切です。
また、視聴角度も考慮する必要があります。IPSパネルを採用したテレビは広い視聴角度で映像を鮮明に表示しますが、コントラスト比はやや低くなる傾向があります。一方、VAパネルは視聴角度に制約がありますが、コントラスト比が高く暗いシーンの表現が優れています。部屋のレイアウトを決めてからテレビを選ぶようにしましょう。
スマート機能と接続性
①スマートテレビの利点と便利な機能
スマートテレビとは、インターネットに接続可能な機能を備えたテレビのことです。従来のテレビ機能に加えてソフトウェアやハードウェアを備え、オンラインコンテンツの視聴やアプリ・ゲームなどの利用が可能になっています。スマートフォンやタブレットの画面を大画面で共有したい方にオススメです。
②Wi-Fi、HDMIなどの接続ポートの確認
Wi-Fiは無線LANの一種で、コンピュータやモバイルデバイスなどの電子機器を、有線のネットワークケーブルを使わずにインターネットや他のデバイスと接続できます。
HDMIは、映像や音声をデジタル信号として送るための規格で、高画質な映像やサウンドを提供することで、高品質な映像と音声を楽しむことができます。
またHDMIにARCが対応しているかの確認も行いましょう。ARCとはAudio Return Channelのことで、ARCを搭載している機器同士であれば音声を双方向に送りあえます。そのため光ケーブルを用意する必要はなく、HDMIケーブル1本で音声を送ることができるので、配線周りをすっきりさせることができます。
Wi-FiやHDMIなどの接続ポートの有無は、テレビの裏側やサイドパネルで確認しましょう。
オーディオ性能とサウンドシステム
①テレビのスピーカーの性能と出力
スピーカーの性能は主に音質とチャンネル数で決まります。まず音質にこだわりたい場合は、広い周波数範囲をカバーし、クリアでバランスの取れた音を再生できるスピーカーが望ましいです。また、チャンネル数が多いと、部屋のサイズや音響環境に合わせてサウンドを選ぶことができます。一般的にはモノラル(1チャンネル)、ステレオ(2チャンネル)、サラウンドサウンド(多チャンネル)があり、サラウンドサウンドは、よりリアルな音響効果を提供し、映画館のような臨場感を楽しむことができるのが特徴です。
次に出力とは、音の大きさや音楽や映画の迫力を決定するもので、出力パワーが高いほどより大きな音量を再生できます。部屋の広さや個人の好みで選びましょう。
②サウンドバー、ホームシアターシステムの活用
サウンドバーやホームシアターシステムテレビなどのオーディオ機器を活用することで、音質を向上させることができます。
まずサウンドバーは、スリムな形状で複数のスピーカーが一体化されていることから、単体でテレビの音質を向上させられるのが特徴です。また、テレビの下に配置されており、テレビからの音声をより明瞭かつパワフルに再生することができます。
ホームシアターシステムは、複数のスピーカーやサブウーファー(低音域の音声を再生するためのスピーカー)などで構成されるシステムのことです。サラウンドサウンドが再現可能で、臨場感のある映画館のような音響体験をしたい方にオススメ。
オススメのテレビ機種
最後にオススメの機種を見ていきましょう。紹介したチェックポイントを踏まえた上で、予算も確認しながらテレビ選びの参考にしてください。
Panasonic(パナソニック)「TH-55MX950 4K液晶テレビ ビエラ 55v型 TH55MX950」
Panasonic(パナソニック)「TH-55MX950 4K液晶テレビ ビエラ 55v型 TH55MX950」は、ミニLEDバックライトと量子ドット技術が明るく鮮やかな映像が特徴の液晶テレビです。高画質と迫力の音響を求める方におすすめ。
ミニLEDバックライトは細かなエリアで映像を鮮やかに駆動し、高いコントラストを実現。量子ドットシートを採用で、色の表現を拡大して、美しい色彩を楽しめます。
また、Dolby Atmosに対応しており、立体音響技術によって、音が上下左右から包み込むような臨場感あふれる音響体験を提供します。
ソニー(SONY)「XRJ-65X95L 液晶テレビ BRAVIA 65型」
ソニー(SONY)「XRJ-65X95L 液晶テレビ BRAVIA 65型」は音と映像の一体感を高めることで、新たな次元の臨場感を提供するテレビです。高品質な映像と音響を求める方におすすめ。
「アコースティック マルチ オーディオ プラス」という技術を用いて、フレームを震わせて高音域の音を再現することで、音の広がりを向上させながら、美しいデザインを維持しています。
また、ソニーの独自技術により、Mini LEDバックライトを効果的に制御するのもポイント。XRプロセッサーと高度なバックライト制御技術によって、輝きと深い黒を同時に実現し、コントラストの圧倒的な表現が可能です。
さらに、あらゆる映像を高精細な4K画質に変換する能力を備えており、HDTVやネット動画などのコンテンツを一段と鮮明に再生します。
REGZA(レグザ)「75Z870M タイムシフトマシン 4KMini LED液晶レグザ Z870Mシリーズ」
REGZA(レグザ)「75Z870M タイムシフトマシン 4KMini LED液晶レグザ Z870Mシリーズ」は高画質・高音質にこだわる方におすすめです。
最新のレグザエンジンZRを搭載し、地上デジタル・BS/CS放送から4K放送やネット動画まで、どんなコンテンツでも高精細な映像を楽しめます。高速なレスポンス、進化したノイズリダクション(音声や映像などの信号に含まれるノイズを抑圧・軽減する機能)、快適な操作性を提供する新エンジンも、より魅力的なテレビ視聴を実現します。
SHARP(シャープ)「4T-C55EP1 4K液晶テレビ AQUOS XLED 55インチ」
SHARP(シャープ)「4T-C55EP1 4K液晶テレビ AQUOS XLED 55インチ」は色彩の再現性が高く、より精細で美しい映像を楽しめるテレビです。アクティブmini LED駆動技術を採用して、映像表現をより豊かにします。微細なエリアごとにLEDバックライトを分割駆動することで、驚異的な輝度とコントラスト、色彩の再現性が実現され、大画面でも高画質を体験できます。
さらに、量子ドットリッチカラー技術(半導体微粒子を数千個ほど集め、そこに入射した光を別の色に変換する技術)には新素材を使用し、高純度の光を生成することで、色再現範囲を拡大。より色鮮やかな映像を楽しめます。
Panasonic(パナソニック)「TH-48MZ1800 4K有機ELテレビ ビエラ 48v型」
Panasonic(パナソニック)「TH-48MZ1800 4K有機ELテレビ ビエラ 48v型」は映画館のような迫力のある音響が特徴の、映画好きにおすすめの有機ELテレビです。上向きのスピーカーである「イネーブルドスピーカー」を搭載し、天井からの音の反射を利用することで、立体音響を実現します。また、ハリウッド現場でも評価されている自然光方式のディスプレイで、バックライト方式の液晶テレビでは実現不可能な1画素1画素を光らせ、コントラスト感と精細感をアップ。自宅でも贅沢な映像体験ができます。
SONY(ソニー)「XRJ-55A80L 有機ELテレビ BRAVIA 55型」
SONY(ソニー)「XRJ-55A80L 有機ELテレビ BRAVIA 55型」は自然で明るい映像美が特徴の有機ELテレビで、ゲーム愛好家など、画質の良さや鮮やかさを重視する方におすすめです。
鮮やかな色彩表現,広いダイナミックレンジ、高コントラストなど有機ELパネルの特性と、映像信号を緻密に分析・処理する独自の高輝度有機ELパネルを採用。また、温度センサーによる発光制御で、映像の明るい部分をリアルに再現します。2022年モデルA80Kシリーズと比較し、輝度が最大10%向上して、明るく高コントラストな映像を提供します。さらに、BRAVIA だけのPS5との連携モードも搭載。コンテンツに合わせてテレビ側の画質モードを自動変更する「コンテンツ連動画質モード」があり、遊びやすさも映像美も両立します。
SHARP(シャープ)「4T-C65FS1 有機ELテレビ 65型 AQUOS OLED」
SHARP(シャープ)「4T-C65FS1 有機ELテレビ 65型 AQUOS OLED」は、最新テクノロジーによる高画質と臨場感が特徴のモデルです。
最新の「量子ドット有機ELパネル」と「クライマックスドライブ」回路を搭載し、AIプロセッサーによってコンテンツと視聴環境に合わせて高画質を実現。さらに新しく搭載された「Medalist S4X」はAI高音に対応しており、音声を自動で最適化することで、圧倒的な音響体験を提供します。
「Google TV」機能や「ハンズフリー音声操作」などの便利機能も搭載で、テレビをより手軽かつ頻繁に利用したい方におすすめです。
REGZA「77X9900M タイムシフトマシン 4K有機ELレグザ X9900Mシリーズ」
REGZA「77X9900M タイムシフトマシン 4K有機ELレグザ X9900Mシリーズ」は、どの位置から見ても鮮明で引き締まった映像が魅力の有機ELテレビです。
進化した、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」は画面上の被写体の配置を感知し、肌の質感や衣料のテクスチャを最適化。背景の微細なディテールを適切に調整して、臨場感ある奥行きを再現します。
また「レグザエンジンZRα」は、視聴者の距離に合わせて画質を自動的に調整することも可能。視聴距離が近い場合、ノイズを抑えつつ自然な高画質に、遠距離視聴時には細部まで鮮明でコントラストのある高画質に調整します。どこから見ても綺麗な映像を楽しめます。
SONY(ソニー)「KJ-55X85L 液晶テレビ BRAVIA 55型」
SONY(ソニー)「KJ-55X85L 液晶テレビ BRAVIA 55型」は、臨場感溢れる映像を提供する液晶テレビです。
映像信号を高精度に解析し、最適な画像処理を行う高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。精細感、鮮やかな色彩、高コントラストといった画質の三要素を微調整し4K映像の美しさを最大限に引き立てます。さらに、様々な映像を高コントラストのHDRクオリティにリマスターする「HDRリマスター」機能が映像の美しさを向上させ、魅力的な視覚体験を提供します。
4K解像度とHDR技術により、映像の細部が際立ち、色鮮やかな映像が楽しめるため、高画質を求める映画やスポーツファン、ゲームやエンターテイメントに没頭する人にもおすすめ。
SONY(ソニー)「XRJ-55X90K 55V型 4K 液晶テレビ BRAVIA XR」
SONY(ソニー)「XRJ-55X90K 55V型 4K 液晶テレビ BRAVIA XR」は自然な美しさやサラウンドサウンドを提供し、視覚と聴覚の両方で究極の没入感を味わえる液晶テレビです。
認知特性プロセッサー「XR」の映像処理と、高精度なLEDバックライトの発光エリア制御技術が協力し、色彩と細部を保ちつつ、高速な動きをくっきりかつ滑らかに表示します。スポーツ観戦やアクション映画が好きな方におすすめです。