市販のドライヤーは種類がかなり豊富なので、どれを選べばいいかと悩んでしまう方も多いと思います。これからドライヤーを購入するのなら、早く髪が乾くタイプのものを選びましょう。
速乾タイプのドライヤーには、ヘアケアができ時短にもなるなど数多くのメリットが考えられます。髪をいたわりながら手早くケアしたい方には、速乾性の高いドライヤーが最適なのです。
今回は、髪を早く乾かせるドライヤーの選び方について詳しく解説していきます。
早く乾くドライヤーと普通のドライヤーとの違いは?
「ドライヤーで髪をしっかりブローしてもなかなか乾かない」と悩まされたことがある方は多いと思います。市販のドライヤーの中には、髪をスピーディーに乾かせないタイプのものも少なからず存在しているのです。
長時間使ってもなかなか髪を乾かせないドライヤーは、風量が少なく風速も遅い可能性があります。より早く髪を乾かしたいのなら、風量や風速にこだわった速乾モデルのドライヤーを選んでみましょう。
普通のドライヤーの消費電力量は700~1200wほどに設定されています。しかし早く乾くドライヤーには、1200~1500wという十分なパワーがあります。速乾タイプのドライヤーは普通のドライヤーよりも風量がかなり多く、強力な風でスピーディーに髪を乾かしてくれます。
髪が早く乾くドライヤーには多くのメリットがある!
ドライヤーはどれも同じと考える方もいるかもしれません。しかし、髪が早くドライヤーには高いヘアケア効果が期待できるなどいくつものメリットがあります。
ここからは、速乾ドライヤーを選ぶべき理由について考えていきましょう。
髪が傷みにくくなる
髪の傷みが気になるという場合、その原因はドライヤーの使い過ぎにあるかもしれません。
なかなか乾かないドライヤーを使っていると熱風が髪に当たり続け、髪のオーバードライが起きてしまいます。すると髪の水分が抜けてパサつきが起き、コシやボリュームも次第に失われてしまうのです。
髪が早く乾くタイプのドライヤーを使えば、髪に熱風を当てる時間を大きく短縮できます。これによって髪のダメージを最小限に抑えることが可能となります。
サラサラでふんわりした髪質をキープするためにも、髪はできるだけ早く乾かしましょう。
頭皮トラブルが起きにくくなる
髪を十分に乾かせないドライヤーを使い続けていると、髪だけでなく頭皮にもダメージが及んでしまいます。
髪が濡れているということは、頭皮にも水分が残っているということです。頭皮に残った水分は雑菌の温床となってしまうおそれがあります。
十分に乾ききらなかった頭皮には雑菌が繁殖し、炎症やフケなどのトラブルが引き起こされるかもしれません。また、頭皮に生乾きのイヤなニオイがついてしまうこともあるので気をつけたいものです。
髪を早く乾かせるドライヤーを使えば、雑菌の繁殖によるトラブルを大きく軽減できます。
カラーのもちがよくなる
洗った直後の髪はキューティクルが開いた状態になっています。キューティクルには髪を守る働きがありますが、開いた状態が続くと髪を守る力が弱まってしまいます。
特に、ヘアカラーが入っているときにキューティクルが開いた状態が続くと、カラーがどんどん抜けてしまいます。ヘアカラーは毛髪内部に入り込んだカラーの成分が発色する仕組みになっていますが、髪が濡れているとカラーは水分とともに外に流れ出してしまうのです。
カラーの成分が流れ出るのを防ぐためにも、髪を濡らしたあとにはドライヤーで水分を飛ばすようにしましょう。速乾タイプのドライヤーを使えば、髪のダメージを防ぎながら髪を乾かすことができるため、結果としてカラーのもちがよくなります。
時短につながる
髪を早く乾かせるドライヤーには、日々のケアの時短につながるという嬉しいメリットもあります。
ドライヤーを使って毎日髪を乾かすのを面倒に感じることもあると思います。かといって、ヘアケアをサボってしまうと髪に大きなダメージが及んでしまいます。
速乾ドライヤーを使って髪をサッと乾かすことができれば、日々のヘアケアをストレスなく続けられます。早く乾くドライヤーは、忙しい方やバスタイム後の時間をゆっくり楽しみたい方におすすめです。
早く乾くドライヤーはどれ?速乾モデルを選ぶためのコツ
市販されている無数のドライヤーから速乾モデルを選ぶのは少し難しいかもしれません。ここからは、早く乾くドライヤーを選ぶためのコツを紹介していきます。
風量をチェックする
早く乾くドライヤーを選ぶときにはまず風量に着目しましょう。風量が多いドライヤーがあれば髪により多くの風を当てることができるため、早く乾きやすくなります。
毎分の風量が1.3立方メートル以上というのが、速乾ドライヤーの目安といえます。より乾きやすいドライヤーをお探しなら1分あたりの風量が1.8立方メートルくらいのものを選んでもよさそうです。
プロ仕様のドライヤーの中には、毎分の風量が2.1立方メートル以上に設定されているものもあります。ただし、こういったドライヤーは消費電力が大きく、家庭で使うとブレーカーが落ちてしまう心配があります。また、サイズや重量も大きいため、使いにくさを感じることがあるかもしれません。
風量の多いサロン仕様のドライヤーを選ぶときには、消費電力量などをチェックしておくのが安心です。
温度調整の有無をチェックする
近年販売されているドライヤーの多くのは温度調整機能や風量調整機能がついています。ドライヤーを選ぶときには、こういった機能がどれだけ豊富かをチェックしましょう。
ただし、髪を早く乾かしたいと焦るあまり高温の風を当て続けるのはおすすめできません。ドライヤーの温度が高すぎると髪のキューティクルは次第に傷み、髪のパサつきが起きやすくなってしまいます。
風量の多いタイプのドライヤーなら、100度以下という低温でも髪をスッキリと乾かすことができます。ダメージを抑えながら髪を手早く乾かせる、風量と温度のバランスがとれたドライヤーを選んでみましょう。
重すぎないものを選ぶ
風量やパワーの強いドライヤーはサイズや重量も大きくなってしまいがちです。大きく重いドライヤーを選ぶと、扱いにくさからかえって髪の乾きが遅くなってしまうかもしれません。
市販のドライヤーの多くは500グラム以上の重さがあります。中には、800グラム以上という重さの速乾ドライヤーもありますが、こういった重さのドライヤーは使いにくいかもしれません。髪をスムーズに乾かすためにも、できるだけ軽いタイプのドライヤーを選びたいものです。
髪が早く乾くと大注目を集めるおすすめドライヤー8選
ここからは、髪を早く乾かせる人気のドライヤーを紹介していきます。パワフルなアイテムやサロンで選ばれているアイテムなどから、お好みの1台を見つけてみてください。
パナソニック:ヘアードライヤー イオニティEH-NE4J-PP
パナソニックのイオニティは、1分あたり2.8立方メートルという大風量で髪を乾かせる速乾ドライヤーです。風量がパワフルながら本体は意外とコンパクトで、取り回しが手軽です。また、重さも500グラム以下と扱いやすいのが特徴的です。
こちらのドライヤーは、縦型に風が吹き出す速乾ノズルが髪をほぐしながら乾かしていく仕組みになっています。髪が長い方や毛量の多い方でも、スピーディーに髪を乾かせます。
シャープ:プラズマクラスタードライヤー IB-RP7-W
シャープのIB-RP7-Wはプラズマクラスターで髪のうるおいを守りながら乾かしてくれるドライヤーです。その風量はターボ運転時で毎分1.8立方メートルを誇ります。
速乾エアロフォルムで髪にたっぷりと風を届けられるのが、こちらのドライヤーの特徴です。熱風を当てなくても髪が早く乾くので、ドライに時間がかかることがありません。髪に熱ストレスがかかりにくいため、ヘアカラーが長持ちしやすいのも嬉しいポイントです。
テスコム:プロテクトイオン ヘアードライヤー TID2400
サロン仕様のドライヤーで手早く髪を乾かしたい方には、テスコムのプロテクトイオン ヘアードライヤーTID2400がおすすめです。
こちらはサロンシェアナンバーワンの人気を誇る、高い性能をもつドライヤーです。その風量はなんと1分あたり2.3立方メートルとハイパワーです。また、風圧も従来機種よりアップしており、大風量で快適かつ素早くドライが完了します。
パワフルながら本体の重さは500グラム以下と軽く、力に自信がない方でも手軽に扱えます。オリジナル形状のプラグやゴムコードを使用しており使いやすいのもテスコムのドライヤーならではの魅力です。
パナソニック:ヘアードライヤー イオニティ EH-NE5C-P
こちらのドライヤーは毎分の風量が1.2立方メートルという適度なパワーのある1台です。左右のノズルからマイナスイオンを吹き出す仕組みになっているので、乾かした髪がサラサラ、つやつやに仕上がります。
また、騒音抑制機能があり静かに髪を乾かせるのもこちらのドライヤーの魅力です。深夜に髪を乾かしたいときにも、家族や近隣に迷惑をかける心配がありません。
アイエヌイー: SALONIA(サロニア) SL-013NV
アイエヌイーのSALONIAはサロンでも多く採用されている人気のイオンドライヤーです。1分あたり2.3立方メートルとサロン並みの風量をもつドライヤーなので、温度を上げなくても髪がスピーディーに乾きます。
こちらのドライヤーには髪にうれしいマイナスイオン機能や、やわらかい風でスタイリングができるセットモードも搭載されています。
シンプルかつスタイリッシュなデザインは、おしゃれな浴室や洗面台によく馴染みます。カラー展開も豊富なので、お好みの1台を選んでみましょう。
コイズミ:ダブルファンドライヤー KHD-W900
コイズミのダブルファンドライヤーKHD-W900は5段階調節のできるダブルファンが搭載されており、パワフルな風で素早くブローできるのが特徴的です。風量は1分あたり2.2立方メートルとハイパワーです。
髪と地肌をいたわりながら乾かせる低温風スカルプモードや、ツヤ感を高める温冷自動切り替えモードを使えるのもこのドライヤーの魅力です。髪を早く乾かし、ツヤやうるおいを与えたいという方にぴったりの1台となっています。
KINUJO:KINUJO Hair Dryer ヘアドライヤー KH202
機能性が高く見た目もかわいいドライヤーをお探しなら、KINUJOのKH202 KINUJO Hair Dryer ヘアドライヤーを選んでみましょう。
KINUJO KH202 KINUJO Hair Dryer ヘアドライヤーは2021年のグッドデザイン賞を獲得したスタイリッシュなドライヤーです。こちらのドライヤーは人気ドラマのワンシーンで使われ、SNSでも話題となりました。高級サロンでも多数採用されており、芸能人の愛用者も多いといいます。
パワフルな風量を誇りながらも本体の重量は約363グラムとかなりの軽量設計となっています。折りたたみも可能なので、外出時にはコンパクトに持ち運んでみましょう。
BaByliss:BaByliss Paris マイナスイオンドライヤー BLD-3QSJ
BaByliss Parisは毎分2.1立方メートルという十分な風量を誇る高性能ドライヤーです。風量と温風のコンビネーションで髪を素早く乾かしたあとには、コールドショットでスタイルをキープすることが可能です。
ディフューザーによってカールを保ちながらブローができるのは、BaByliss Parisの大きな魅力です。マイナスイオン発生器内蔵のドライヤーなので、髪をいたわりながら快適なブローができます。
長寿命のモーターが内蔵されており、5000時間以上にわたって使い続けられるのも、このドライヤーが人気を集める理由の1つです。性能がよく長く使えるドライヤーをお探しなら、BaByliss Parisをチョイスしてみましょう。
まとめ
髪が早く乾くドライヤーを選べば、毎日のブローの時間を大きく短縮できます。また、髪の傷みを防ぎながらスタイルを作れるのも、速乾ドライヤーを活用するメリットです。
髪を早く乾かせるドライヤーを選びたいときには、ドライヤーの風量に着目してみましょう。最近ではサロン並みのパワフルな風量と取り扱いやすい軽さを両立しているドライヤーが各メーカーから数多くラインナップされています。
今回ご紹介したおすすめ製品を参考にしながら、長く愛用できるお気に入りの1台を見つけてみてくださいね。