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デスクトップパソコンを使うにあたっては、画面を表示するための専用モニターが必要不可欠です。モニターが1台あればノートパソコンを接続してマルチディスプレイとして使ったり、大画面で作業やゲームをしたりと便利に使えます。
モニターを選ぶときには画面のサイズ感にこだわりたいものです。さらに、モニターの種類や品質など、さまざまなポイントをチェックして最適な1台を選びましょう。
この記事では、パソコンのモニターを選ぶコツについて詳しくご紹介します。
モニターとはどんなアイテムのこと?
モニターとは、画面にさまざまな情報を出力するためのアイテムです。パソコンやゲーム機をモニターに接続することが多いですが、最近ではスマートフォンやタブレットをモニターと接続して大画面での操作することもできます。
またノートパソコンをモニターに接続することで、液晶2枚のデュアルディスプレイとして作業を行うことができます。デュアルディスプレイの特徴はマルチタスクを効果的にできることです。例えばノートパソコンの画面でWeb会議に参加しながモニター側の画面でメモを取ったりWebで調べ物をすることが可能です。
PCモニターのサイズや形、スペックやデザインはさまざまです。どんな機能が必要なのか、どんなモニターで作業をしたいのかを見極め、自分らしい1台を選びましょう。
モニターを選ぶときにチェックしたいポイント8つ
ここからは、モニターを選ぶときにチェックしたいポイントについて解説します。サイズ感のほか、液晶の種類や光沢の有無など、さまざまな要素をチェックしながら最適なモニターを選びたいものです。
画面サイズで選ぶ
モニターの画面サイズには、コンパクトなものから大画面のものまで豊富な種類があります。「とにかく画面が大きい方が便利」と考える方もいるかもしれませんが、作業内容に適したサイズの画面を選ぶことが肝心です。
スペースが限られているときや、ノートパソコンと同じような感覚でモニターを使いたいときには、19インチまでのモニターを選びましょう。19インチとは、対角線が約48cmという大きさのことです。
ノートパソコンよりも大きな画面で快適に作業したいという方には20インチ以上(対角線で約50cm)、26インチ(対角線で約66cm)くらいまでのモニターがおすすです。
20インチは目安として縦幅約25cm、横幅44cm、26インチの縦幅は約32cm、横幅は58cmとなります。20インチを設置するならデスクに50cmくらいのスペースが、26インチを設置するなら60cm以上のスペースが必要となります。
モニターで動画編集をしたい方やゲーミングパソコンとして使いたい方は、27インチ以上の大画面を選んでみましょう。ただし、27インチ以上というサイズのモニターはかなり大きいため、設置できるスペースを確保しておく必要があります。
画面の形状で選ぶ
モニターを選ぶときには、その形状や縦横比(アスペクト比)にも着目しましょう。
市販のモニターの形状は大きく、ワイド型とスクエア型に分けられます。近年主流となりつつあるワイドタイプのモニターは16:9や16:10というやや横幅の広い形状になっています。これに対しスクエア型は5:4や4:3といった比率で作られています。
十分な設置環境がある方や視野を広げて快適に作業をしたいにはワイドタイプのモニターが向いています。一方で、作業環境が限られているのならスクエア型を選ぶのも良さそうです。
液晶の種類で選ぶ
液晶パネルにはIPSパネルやVAパネル、TNパネル、OLEDパネルといった種類があります。それぞれのパネルの違いは以下のとおりです。
IPSパネル
IPSとは「In Plane Switching」の略称です。視野角が広いという特徴をもつIPSパネルは最近多くの製品に採用されるようになってきました。
画質がキレイで色合いが安定しやすいものの、応答速度はやや遅めなので動きが激しい動画をスムーズに表示できないことがあります。
VAパネル
VAとは「Vertical Alignment」の略です。VAパネルは深みのあるブラックをつややかに表現できるという特徴をもちます。純粋な黒を高いコントラストで表現できるVAパネルは、暗い色の画像や動画をキレイに表示したいときに最適です。
ただし、やや視野角が狭いので斜めや上下からはモニターの見え具合が変わってしまいます。
TNパネル
TNパネルはこれまで主流だった液晶で、コストが比較的低いという魅力があります。また、応答も比較的速いので動画を見たりゲームをしたりするときにもストレスを感じることがありません。
ただし、角度によってモニターの色合いが変化しやすいという難点もあります。
OLEDパネル
OLEDパネルは有機ELで、液晶とは異なりバックライトを使わず画面を表示できます。パネルには有機EL端子が使われており、この部分に電気が流れることでキレイに色合いが表現できます。
OLEDパネルは動きがなめらかで視野角も広いベストなモニターですが、ほかの液晶に比べると価格がやや高くなります。
光沢の有無で選ぶ
モニターの液晶画面は光沢処理(グレア)と非光沢処理(ノングレア)の2種類に分けられます。
光沢処理のモニターは色が鮮やかでキレイに見えるという特徴があります。一方で、映り込みが起きやすく長時間使っていると目が疲れる可能性も考えられます。
目の疲れが気になるときには、ブルーライトカットモードが搭載されたディスプレイを選ぶのもおすすめです。
非光沢処理のモニターは目に負担がかかりにくいのが魅力的です。ただし、ゲームをするときや動画を見るときには、発色やコントラストに物足りなさを感じるかもしれません。
解像度の高さで選ぶ
ディスプレイの解像度によって画面の見やすさは大きく変わります。
解像度とは画像の緻密さのことで、画面の中にどれだけのピクセルがあるのかを示しています。現在主流となっているのはフルHDと呼ばれる1920×1080ドットのディスプレイです。コンパクトなモニターであればこれより解像度の値が小さくなることもあります。
また、最近では3840×2160ドットという4Kサイズのモニターも増えてきました。
モニターで快適に作業を行うためにも、解像度にこだわって製品を選びましょう。
接続端子の有無で選ぶ
モニターは単体では使うことができないため、どんな配線を接続できるのかをチェックしておきましょう。
多くのモニターにはHDMI端子やDVI端子といった出力端子がついています。端子の種類によってモニターの表示速度やクオリティは変わってきます。映像をキレイに表示したいのならHDMI2.0端子のものを選ぶのがおすすめです。
モニターをゲームに使う場合にはDisplayPortの端子があったほうがよいでしょう。また、USB端子がついているモニターを選べば、Type-Cを経由してモニターとパソコンを接続でき、さらにキーボードやUSBメモリなどもつなぐことができます。
サウンド機能の有無で選ぶ
モニターにはサウンド機能を内蔵したものとそうでないものがあります。設置したモニターから直接音を出したいときにはサウンド機能内蔵のものを選びましょう。ただしモニターにはそれほど厚みがないため、モニター本体の音質はクオリティにかけることがあります。
サウンド機能がないモニターにも音声出力端子自体はついているのが一般的です。端子にイヤホンやヘッドセットを接続すれば、問題なく音を聴くことができます。
音質にこだわりたい方は、品質の高いスピーカーを接続するなどの方法で対処しましょう。
デザインやスタイルで選ぶ
モニターを購入する際には、デザインやスタイルについても確認しておきたいものです。
例えば液晶の周囲をぐるりと囲む枠の部分が広いと、モニターを見るときに圧迫感を覚えることがあります。この部分が狭いモニターを選んだほうが快適に使えます。
モニターを使った作業中には、向きや角度を変えたいことがあるかもしれません。高さ調整ができるモニターや左右に回転できるモニターを選ぶのもおすすめです。

【2025年】おすすめのモニターをご紹介!
ここからは、多くの方に選ばれている人気のモニターを紹介していきます。モニター選びに迷ったときにはぜひ参考にしてみてください。
アイ・オー・データ(IODATA):LCD-AH221XDB-B

アイ・オー・データの21.5型ワイド液晶ディスプレイは、角度や位置に左右されず画像や映像を鮮明に表示できる人気の製品です。
こちらのモニターには目の負担を軽減するコントラストリダクションやブルーリダクション2といった機能が搭載されています。作業のためにモニターを長時間見続ける方でも安心して使えます。
富士通:VTF24011BT
富士通のVTF24011BTは国産のモニターを安心して使いたい方におすすめです。シンプルなデザインながら鮮やかな色合いを表示できるなど十分な機能性が備わっています。
画面の高さや角度が調整できるほか、必要に応じてモニターを90度回転させて縦型に表示することも可能です。デザインや描画など、作業内容に応じてフレキシブルにモニターを活用したい方に選ばれています。
ASUS:VY279HE

ASUSがリリースするこちらのモニターはIPSパネルを採用しており、1670万色という鮮やかな色彩を表現できます。カラフルな写真や動画を見たい方やダイナミックなゲームを楽しみたい方に向いているモニターです。
また、色覚に障害のある方をサポートするカラーオーグメンテーションを採用しているため、どなたでも負担なくモニターを視聴できます。
HUAWEI:Display 23.8
コストパフォーマンスに優れたモニターをお探しなら、HUAWEIの製品をチェックしてみましょう。
HUAWEIの最新ディスプレイは外枠部分がスリムなので画面占有率は約90%にも及びます。また、視野角も178度と広いため、圧迫感なく快適に作業に集中できます。
こちらのモニターは支柱がスリムでデザイン性も高く、室内のイメージにすっきりと馴染みます。インテリアの一部としてモニターを設置したい方にもおすすめの1台です。
アイリスオーヤマ:ILD-C23FHDS-B
テレワークや事務処理に最適なモニターをお探しなら、アイリスオーヤマの製品をぜひ選んでみましょう。
こちらのモニターは非光沢(ノングレア)タイプで、さらにチラつきを抑えたフリッカーレス設計となっています。目に負担がかかりにくいモニターなので、長時間の作業に向いています。
また、モニターの角度調整ができるため使用感も快適です。こちらの製品は壁掛けにしたりアームを取り付けたりといった方法で使うこともできます。
BenQ:EW2880U
BenQは台湾を拠点とするPCブランドで、日本でも多くの製品が販売されています。そんなBenQがリリースするEW2880Uは、画面が広くカラーも鮮やかなモニターとなっています。
こちらの製品にはBenQ独自のHDRi技術が搭載されており、表示される映像は息を呑むほど鮮明です。また、サウンドにも十分な迫力があり、まるで映画館にいるような没入感を楽しめます。
映画などの動画をハイクオリティで楽しみたい方、質の高いデザイン作業を行いたい方におすすめのモニターです。
JAPANNEXT JN-V215DF

JAPANNEXT(ジャパンネクスト)はコストパフォーマンス抜群な液晶ディスプレイを製造する日本企業です。
なかでもJN-V215DFはフルHDの液晶モニターで、さまざまな機器と接続して柔軟に使えるという良さがあります。また、広視野角対応でどの角度からあっても快適に使えるという点も、こちらの製品の魅力です。
ノートパソコンやブルーレイ、スピーカーなどを自由につなぎ、仕事や娯楽に活用してみましょう。
グリーンハウス:GH-LCW22L

グリーンハウスはパソコン周辺機器やオーディオ機器を製造販売する企業です。高品質なモニターをお探しなら、グリーンハウスの製品も選択肢に加えてみましょう。
GH-LCW22Lは電源内蔵モデルなのであれこれと配線をつなぐ必要がなく、机周りがすっきりと片付きやすいのが特徴です。フルHDの高解像度でありながら低消費電力でお得に使えるのも、こちらのモニターを選ぶメリットです。
アスペクト比の切り替えや音声スピーカーなど嬉しい機能も多数搭載されており、常に快適な状態でモニターを使えます。
まとめ

今回は、パソコンを使って作業をするときにあると便利なモニターについて詳しく紹介してきました。
事務作業やテレワーク、画像閲覧や動画視聴、ゲームなど、モニターにはさまざまな用途があります。簡単な作業のみであればコストパフォーマンスに優れたモニターを選ぶのがおすすめです。動画やゲームを高画質で楽しみたいのなら、液晶や解像度のキレイなモニターを探しましょう。
ご紹介した選び方を参考にし、さまざまな製品を比較しながら最適な1台を見つけてみてください。