近年では家庭向けのパソコンのニーズが高まっています。自宅にパソコンが一台あれば、ウェブサイトやSNSをチェックしたり、仕事に活用したりゲームをしたりと便利に使えます。
しかし、パソコンには膨大な種類があるため、本当に必要な一台を見極めるのはかなり難しいことかもしれません。
今回は、パソコン選びのコツをチェックしていきましょう。また、おすすめのパソコンも紹介していくので、ぜひ購入時の参考にしてみてください。
パソコンにはノートやデスクトップといった種類がある!
まずは、デスクトップパソコンとノートパソコンのどちらを選ぶのかを決めましょう。それぞれの違いについて解説します。
ノートパソコン
ノートパソコンは、ノートサイズのスマートなパソコンです。パソコンを自宅のあちこちで使いたい、外出時にパソコンを持ち出したいという方はノートパソコンを選びましょう。
ノートパソコンにはスタンダードノートやモバイルノート、2 in 1ノート、ゲーミングノートなどの種類があります。一般的な使い方をする方にはスタンダードノート、軽い作業をしたい方や持ち歩きの頻度が高い方にはモバイルノートが向いています。
2 in 1ノートとはキーボードを取り外してタブレットとしても使えるノートパソコンです。また、ゲーミングノートはゲームや動画編集に適したハイスペックモデルです。必要に応じて、こういったノートパソコンを選ぶのもいいかもしれません。
デスクトップパソコン
デスクトップパソコンは大きなモニタと本体を自宅に設置して使うスタイルのパソコンで、基本的に持ち歩くことができません。
デスクトップパソコンにはスリム型やタワー型といった種類があります。スリム型は本体がコンパクトですが、スペックは十分にあります。より高度な作業やゲームをしたいのならタワー型のパソコンを選ぶのが安心です。
最近では、モニタと本体が一体型のデスクトップパソコンも増えています。ただし一体型のデスクトップパソコンはそれほどスペックが高くないことがあるので、注意深くスペックをチェックしたいものです。
パソコンのメーカーやブランドをチェックしよう
パソコンのメーカーやブランドには以下のようなたくさんの種類があります。
【国内メーカー】
・NEC
・VAIO
・富士通
・ダイナブック
・パナソニック
・マウスコンピューター
【海外メーカー】
・マイクロソフト
・ASUS
・HP
・DELL
・Apple
国内メーカーのパソコンは価格がやや高い傾向にありますが、十分な信頼性があります。また、サポートの体制が手厚いのも国内メーカーのパソコンを選ぶメリットです。
海外メーカーのなかには、かなりリーズナブルな価格でパソコンを販売しているところもあります。また、スタイリッシュなモデルやビジネス向きのモデルが多いのも海外メーカーの特徴です。
パソコンの機能やスペックを把握するための項目とは?
CPUやメモリなどの項目を比較すれば、パソコンの性能を把握しやすくなります。各項目の意味や考え方をチェックしておきましょう。
CPU
パソコンのCPU(Central Processing Unit)は日本語では中央演算処理装置と呼ばれます。CPUはいわばパソコンの心臓にあたる部分で、CPUのスペックが高いほど動きがスムーズになります。
パソコンで動画編集やゲームをするのならCore i7以上のスペックがほしいところです。各種ソフトを快適に使いたい方にはCore i5以上のものが向いています。
ただし、CPUの性能が高いほどパソコンの価格も高くなります。ウェブサイトやメール、SNSを閲覧するだけであれば、CPUが低速でリーズナブルという機種を選んでもそれほど問題はありません。
メモリ
メモリはパソコンの記録スペースに該当する部分です。処理中のデータはメモリにどんどん一時保存されていくため、ある程度容量の大きい記録スペースを用意しておくのが安心です。
パソコンを軽い作業にのみ使うのなら8GBモデルを、快適にパソコンを使いたいのなら16GB以上のモデルを選ぶのがよいでしょう。
ストレージ
ストレージはファイルを保存する領域で、大きくSSD(Solid State Drive)とHDD(Hard Disk Drive)に分けられます。
軽作業のみをするのなら128GBくらいでも問題ありませんが、写真や音楽、動画を保存するのなら256GBや512GBの容量がほしいものです。番組録画や動画編集など大きなデータをどんどん保存する方には、1TB以上のパソコンをおすすめします。
GPU
GPUとはグラフィックボード(Graphic Processing Unit)のことで、主に3D映像の描画や並列計算処理などに使われます。パソコンを仕事や作業に使うだけならGPUはなくても問題ありません。
一方で、動画編集や3Dゲームのプレイなどにはグラフィックボードや、CPUとは別にGPUを搭載したパソコンが必須となります。
OS
OSとはオペレーティングシステム(Operating System)のことです。マイクロソフトのWindows、AppleのmacOS、GoogleのChrome OSから選べます。
家庭用のパソコンであればWindowsのHome Editionを選ぶのが最適です。ビジネスに使う場合にはWindows Proを入れるという選択肢もあります。
各種ソフト
パソコンには必要なソフトを過不足なく入れ、便利に使いこなしたいものです。
文書作成や表計算をするのならオフィスソフトが必要となります。オフィスソフトはあとから購入することも可能ですが、本体購入時に既にオフィスソフトが入ったものを選んだほうがお得です。
また、リスクに備えてパソコンにウイルス対策ソフトを入れておくことも重要です。
用途や目的に応じたパソコンの選び方とは?
パソコンを選ぶときには用途を明確にすることも肝心です。ここからは、目的別に最適なパソコン選びの方法を紹介していきます。
初心者向きのパソコン
初めてパソコンを購入するのなら、コンパクトなものやコスパのいいものを選ぶのが無難です。始めからハイスペックモデルを購入するという選択肢もありますが、搭載されている機能を使いこなすのは少し難しいかもしれません。
ただし、価格だけを見てパソコンを選ぶと実用性に欠けることもあります。また、スペックが低いために次第に動作が重くなる可能性も考えられます。
スペックや性能を十分にチェックし、安いながらも実用性の高いものを選びましょう。
大学生向きのパソコン
授業の調べ物やレポートの作成など、大学生がパソコンを使うシーンは多いものです。また、空き時間にウェブサイトやSNSを見たり、動画を視聴したりすることもあると思います。
大学生がパソコンを購入するのなら、レポート作成などに使えるオフィスソフトが必須です。学校や家、サークルなどに持ち運ぶことを考え、コンパクトで軽量なものを選ぶことも重要です。
ビジネス向きのパソコン
ビジネスシーンでパソコンを使う場合にはオフィスソフトがあった方がよいでしょう。大きなデータをやり取りすることも考え、メモリ容量がある程度大きいものを選んでおくのが安心です。
営業など外出先でパソコンを利用する方には、軽量かつバッテリー駆動時間の長いものがおすすめです。
クリエイティブ用途のパソコン
動画編集や描画などクリエイティブな作業にパソコンを使うのなら、ある程度スペックにこだわった方がよいでしょう。CPUがCore i7以上、メモリは16GB以上、GPU(グラフィックボード)が搭載荒れている機種なら快適に使えます。
ゲーマー向きのパソコン
パソコンでゲームを頻繁にプレイするのなら、いわゆるゲーミングパソコンと呼ばれるモデルを選びましょう。本格的なゲームをスムーズにプレイするためには、CPUがCore i5以上、メモリは16GB以上、GPUはGTX 1050以上あったほうがよいでしょう。
【2024年最新】メーカーごとにおすすめのパソコンをご紹介!
ここからは、2024年以降に購入したいおすすめのパソコンを紹介していきます。
パナソニック:レッツノート CF-SR4CDTCR
2024年1月に発売したレッツノート CF-SR4CDTCRは、インテル Core i5-1335Uプロセッサーを搭載した快適なノートパソコンです。メモリは16GB、ストレージ容量はSSD約512GBと十分なので、データ容量を気にせずサクサク使えます。
超高速Wi-Fiで操作性が高いのがこちらの製品の特徴です。USBポートやオーディオ端子を使って外部機器に接続するのにも便利です。
DELL:NI85S-DNHBB ノートPC Inspiron 15 3530
DELL NI85S-DNHBB ノートPC Inspiron 15 3530は処理速度が早く、ウェブサイトや動画コンテンツを快適に表示できる人気のノートパソコンです。第13世代インテル Core i7プロセッサーを採用しており、パフォーマンスが高いのが特徴的です。
ディスプレイはフレームレスで、リフレッシュレート120Hzのパネルも採用されているので十分な臨場感があります。HD (720p) のウェブカメラやテンキーのキーボードなど、あると嬉しい機能も多数搭載されています。
Dynabook(ダイナブック):P1C7VPEG
こちらはダイナブックのCシリーズの中でも、必要な機能を無駄なく導入した一台となっています。OSにはWindows11 Homeを採用しており、ウェブサイト閲覧や動画視聴が快適です。
本体の厚さは2cm以下、重量は約1.77kgとコンパクトなので、あちこちに持ち歩いて活用できます。十分なスペックを持っているので動画や写真の編集、オンライン学習などに使うのにも便利です。
ASUS:CM1402FM2A-EC0046
こちらはChrome OSを搭載した14型のスタイリッシュなノートパソコンです。主要な機能が揃っているにも関わらず価格はそれほど高くなく、気軽に購入できます。メモリは8GB、ストレージ容量は64GBと十分なので不便を感じることはなさそうです。
Flip型のノートパソコンのため360℃に回転できます。ASUS USI Penをが付属しているため、簡単なメモやイラスト作成等クリエイティブな作業も可能です。
Microsoft:XJB-00004 Surface Laptop Go 3 i5/8/128
十分な機能をもつパソコンをお探しなら、Microsoft Surfaceの軽量ノートパソコンの購入を視野に入れてみましょう。
こちらは12.4インチインタッチスクリーンを採用したスタイリッシュな一台です。ノートブック型 Surfaceで最軽量級の約1,130gというノートパソコンは薄いので持ち運びに最適です。
コンパクトながらメモリは8GB、ストレージ容量は128GBと十分なスペックを誇ります。
VAIO VJF14190411L F14
F14は、人気のVAIOが新定番として2023年6月にリリースしたシリーズです。
最新の13世代IntelCPUを搭載しているこちらのノートパソコンは、16GBのメモリ内蔵でサクサクと動作します。指紋認証や静音キーボード、大型タッチパッドなど便利な機能が多数搭載されているのも、こちらの機種を選ぶ大きなメリットです。
VAIO製品はボディが軽量ながら堅牢でバッテリーも長持ちなので外出先での使用に剝いています。ラグジュアリーなノートパソコンで快適な作業を行いたいのなら、ぜひVAIO製品を選んでみましょう。
NEC:PC-A2797DAB デスクトップパソコン LAVIE A27
NECの最新デスクトップパソコンには16GBのメモリとSSD約1TBといった十分なスペックが搭載されており、さまざまな用途に活用できます。
27型ワイド、フルHD液晶のディスプレイは見やすいように角度を調節しながら使えるのがポイントです。
こちらのデスクトップパソコンにはヤマハのサウンドシステムが搭載されており、動画視聴や音楽鑑賞に最適です。
ASUS:デスクトップパソコン A3402WBAK
ASUSは、インテリアとも馴染みのいい洗練されたデザインのデスクトップパソコンを多数リリースしています。
こちらのデスクトップパソコンは高精細23.8型ディスプレイで没入感抜群です。インテルCore i3-1215Uプロセッサーが搭載されており、メモリ容量も8GBと十分にあります。音声やサウンドがクリアで快適に使えるのも嬉しいポイントです。
パソコンの周辺機器にもこだわってみよう
パソコン本体を購入したら、一緒にデジタル小物も揃えておきましょう。デスクトップパソコンを選んだ場合には、有線キーボードや無線キーボードが必要となります。性能の良いマウスを選んで購入すれば、作業がより快適になります。
ヤマダセレクトでは高品質なキーボードやマウスをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回はパソコンの選び方について詳しく解説してきました。
パソコンを選ぶときにはデスクトップかノートか、国産メーカーか海外メーカーかなど、たくさんのポイントを検討する必要があります。また、CPUなどのスペックを比較して最適なパソコンを選ぶことも重要です。
パソコンの用途や目的を明らかにすれば、必要なパソコンのスタイルやスペックを絞ることができます。必要な機能やスペックを見極め、使いやすいパソコンを選んでみてください。