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毎日の食卓に欠かせない炊飯器ですが、「たくさん使うと電気代はどのくらいかかるのだろう?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。炊飯器は炊飯時だけでなく、保温機能にも電力を使います。
そこで本記事では、IHや圧力IH、マイコン炊飯器の電気代を比較しながら、上手な保温機能の使い分けや冷凍保存&レンジ解凍を組み合わせた節約方法を分かりやすくご紹介します。電気料金プランを見直すメリットについても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
炊飯器の電気代が気になる理由
炊飯器は多くの家庭で毎日使われる家電のひとつです。お米を炊く際にも当然電力を消費しますし、炊き上がってから長時間保温状態を続けると、知らないうちに電気代がかさんでしまうこともあるでしょう。
また、炊飯器の種類によって炊き方や火力が異なり、それに伴い消費電力も変わります。IH炊飯器や圧力IH炊飯器、マイコン炊飯器など、性能や炊きあがりに特徴がある一方で、どれくらいの電気代差があるかは意外と知られていません。
複数の炊飯器を比較して自分のライフスタイルに合ったタイプを選ぶことが大切です。さらに、保温時間の使い方や電気料金プランの見直しによって、家計負担を抑えることができるかもしれません。この記事では、それらの疑問を解決し、節約のポイントを詳しく解説します。
種類別に見る炊飯器の電気代
炊飯器には大きく分けて、IH炊飯器・圧力IH炊飯器・マイコン炊飯器の3種類があります。熱の伝え方や火力の強さ、炊きあがりの食感になど違いがあるため、消費電力にも差が出るのが特徴です。ここでは、それぞれ1回の炊飯にかかる電気代の目安と、6時間保温した場合の電気代をまとめて紹介します。
IH炊飯器の炊飯コスト
IH炊飯器は「電磁誘導加熱」を活用し、釜そのものを発熱させることでお米全体をムラなく加熱するタイプです。火力が強い分、ご飯がふっくらと炊きあがるというメリットがありますが、消費電力が高めになる傾向があります。
一般的なIH炊飯器では、1回の炊飯で約223Wh(約6.0円)の電力を消費します。保温モードは1時間あたり約20Whで、6時間保温すると約3.3円、1ヶ月では約99円がかかる計算です。
圧力IH炊飯器の炊飯コスト
圧力IH炊飯器は、IHの強い火力に加えて釜に圧力をかけたり抜いたりすることで、お米をかき混ぜながら炊きあげられる方式です。熱の伝わり方がさらに効率的で、もっちりとしたおいしいご飯になるのが特徴です。
一般的な圧力IH炊飯器では、1回の炊飯消費電力が184Wh程度で、電気代は約5.0円となります。保温は1時間あたり21.8Whほどで、6時間の保温は3.53円ほど、1ヶ月では約106円がかかると考えられます。
マイコン炊飯器の炊飯コスト
マイコン炊飯器はIHに比べてやや火力が弱いものの、比較的低価格で購入しやすく、扱いやすいといった利点があります。ふんわりやわらかな炊き上がりを好む人には向いているでしょう。
一般的な炊飯器は、1回あたり215Whほどで、電気代にすると約5.8円です。保温に関しては1時間あたり21.7Whほどで、6時間保温すると3.52円、1ヶ月毎日6時間保温した場合は106円ほどになります。
下記の表は、各炊飯器の種類と炊飯・保温にかかる電気代の目安をまとめたものです。
| 炊飯器の種類 | 1回の炊飯にかかる電気代(目安) | 6時間保温時の電気代(目安) |
|---|---|---|
| IH炊飯器 | 約6.0円 | 約3.3円 |
| 圧力IH炊飯器 | 約5.0円 | 約3.53円 |
| マイコン炊飯器 | 約5.8円 | 約3.52円 |
もちろん、メーカーやモデルによって消費電力は変わってきます。正確な消費電力、電気代を知りたい場合は該当製品の詳細をチェックしてみてください。
保温機能にかかる電気代
炊飯と同じくらい気になるのが、保温モードの利用による電気代です。炊飯後にすぐ食べるならば短時間で済みますが、家族の帰宅時間がバラバラだと最大で数時間、炊飯器に入れたまま保温しておくことも多いかもしれません。
保温時間を長くするほど電力を消費しますので、使用スタイルによって電気代に大きな差が生まれます。先ほどの3つの例では、1時間あたりの消費電力はおおむね20~22Whほどで、6時間で3~4円前後となりました。これが毎日となると、1ヶ月で100円前後かかる計算になります。
保温モードを頻繁に利用する人は、その分電気代も増えていく点に注意が必要です。いかに無駄な保温を減らすかが家計の節約につながりますので、状況にあわせた管理が大切になります。
炊飯器の電気代を節約する具体的な方法
ここからは、誰でも実践しやすい炊飯器の電気代節約術をご紹介します。些細な行動でも、結果的に電気料金を抑える効果が期待できます。
保温時間を短くするためには、「できるだけ食べる直前に炊飯する」「炊飯のタイミングを家族の食事時間に合わせる」など工夫が可能です。4時間を超えるような長時間保温は、冷凍または冷蔵保存に切り替えて、食事時に電子レンジで温め直す方が電気代の負担を減らせる可能性があります。
炊飯器は待機電力も発生しやすいため、使わないときにコンセントからプラグを抜いておくのも有効です。資源エネルギー庁の調査によると、保温をせず不要なときにプラグを抜くことで、年間1,240円ほどの電気代を節約できる可能性があるとされています。
さらに、電力会社を乗り換えることで根本的に電気代を安くすることが可能です。炊飯器自体の電気代削減には限界がありますが、電力料金プラン自体を見直すことによって家計全体の電気代を大幅に減らせるケースも多いでしょう。
- 保温時間を短くする
- 使わないときはプラグを抜く
- 電気料金プランや電力会社を見直す
レンジ解凍との併用でさらにお得に
炊飯器の保温を長時間行うよりも、あらかじめ炊いたご飯を冷凍保存しておき、電子レンジで解凍・温めし直す方法が注目されています。数時間以上炊飯器で保温するくらいなら、その都度レンジ解凍した方がおいしく仕上がる場合もあり、無駄な電力消費を避けられる点もメリットです。
具体的には、炊きたての食べきれない分を小分けにして冷凍用保存袋や保存容器に入れ、粗熱をとってから冷凍庫へ。食事のタイミングで必要量を電子レンジ解凍すれば、すぐに温かいご飯を楽しめます。冷凍保存しておいたご飯は、味が落ちにくいという利点もあるでしょう。
レンジ解凍は1回あたり数円程度の電気代ですむことが多く、長時間保温よりも出費を抑えやすくなります。また、炊飯器内の衛生面を気にする必要も減るため、総合的に見て合理的な保存方法と言えるでしょう。
電力会社の切り替えで大幅節約
IHや圧力IHなどの高性能炊飯器を導入している方でも、炊飯や保温にかかる電気代を最小限に抑えるには、使い方以外の工夫も欠かせません。特に注目したいのは、電力自由化によって増えた新電力会社への切り替えです。
2016年に始まった電力自由化により、利用者は電気を供給する会社を自由に選べるようになりました。電力会社を切り替えれば、契約プランや料金が変わるため、炊飯器だけでなく家全体の電気代削減が見込めます。
環境にも配慮した電気を使いたいなら、CO₂排出量が実質ゼロになるプランを選ぶのも有効な手段です。料金だけでなく、付帯サービスや特典などから自分に合うプランを見つけられるため、切り替えを検討してみるといいでしょう。
まとめ
炊飯器にかかる電気代は、炊飯方法や保温時間で差が出るものの、使い方を工夫するだけでも大きく差が開くことがわかります。特に保温時間の削減や冷凍保存との併用は効果的です。ぜひこれを機に、電力会社の切り替えなども含めて家計を見直してみてはいかがでしょうか。
