SSD速度測定の方法!コマンドプロンプトと無料ツールで速度をテスト

気に入ったら長押しでシェアしてね!

新しくSSDを導入したとき、その実力をしっかりと把握しておくと、パソコンのパフォーマンスを最大限に活かすことができます。一方で、そのSSDについてよく知らないままだと十分な性能を発揮できずに終わってしまうかもしれません。

本記事では、Windows標準の「コマンドプロンプト」を使ってSSDの速度をテストする具体的な手順をご紹介し、さらに便利な無料ツールを活用した方法についても詳しく解説します。パソコンのレスポンスや作業の効率を上げたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

SSD速度測定のメリット

SSD速度を測定する理由は、パソコンの読み書きパフォーマンスを正しく把握することにあります。どれほど高速なSSDを装着していても、その真価を知らないまま使っていては、改善の余地やメンテナンスのタイミングを見逃す恐れがあります。

SSD速度とは何か

SSD速度は大きく分けて、読み取り速度(リード)と書き込み速度(ライト)の2つで表現されます。従来のHDDに比べ、SSDは物理的なディスクやヘッドの移動がないため、ランダムアクセスにも強く、高速な読み書きが可能です。

両者の速度が十分に高速であれば、大容量のファイルを扱うときでもストレスを感じにくくなり、OSの起動やソフトウェアの立ち上がりも短縮されます。こうした点を踏まえて実際の書き込み・読み取り速度を測定し、ストレージの性能を正しく判断することが重要です。

速度測定を行うメリット

SSD速度を測るメリットは、パフォーマンスや動作に関する問題を可視化できる点にあります。「作業中に不自然にラグが発生する」「ファイルのコピー速度が遅く感じる」といった状況で、SSD側に問題があるのか、ほかのパーツが問題なのかを切り分けやすくなります。

加えて、ストレージの異常初期症状にも素早く気づける可能性があります。測定結果が急激に落ち込んでいれば、SSD自体の寿命や接続状況を疑い、バックアップを取るなどの対策を早期に出来るでしょう。

コマンドプロンプトを使用してSSD速度を測定する方法

ここではWindowsにもともと搭載されている「コマンドプロンプト」を利用したSSD速度の測定手順をご紹介します。シンプルな作業で完了でき、追加インストールも不要です。

Windowsで必要な初期準備

まずはWindowsの検索バーから「コマンドプロンプト」を管理者権限で起動できるよう準備を進めます。WindowsキーとSキーを同時に押すか、スタートメニューから検索機能を呼び出し、「cmd」と入力して右クリックし「管理者として実行」を選択してください。

この方法で起動することで、ディスクに関するテストを行う際の権限不足によるエラーを回避できます。無事に起動できたら、次のステップに進みましょう。

具体的なコマンドと実行方法

Windowsのコマンドプロンプトでは、「winsat」(Windows System Assessment Tool)というツールを通じてストレージの速度をチェックできます。下記の手順に沿って実行すると、目的のドライブに対して正確な読込み・書込み性能を測定できます。

まずはコマンドプロンプト上で

winsat disk -drive c

を入力してEnterキーを押します。すると、ドライブCに対してシーケンシャルリード・ライトなどの指標が表示されます。もしドライブの割り当てがDやEであれば、適宜文字を変更してください。

ランダム書き込み速度のみ計測したい場合は

winsat disk -ran -write -drive c

のコマンドを使用します。同様にランダム読み取りを確認したい場合は

winsat disk -ran -read -drive c

を入力するだけでOKです。

測定結果の見方と注意点

コマンドの実行が完了すると、転送速度などの詳細な結果が表示されます。読み取り速度と書き込み速度の両方を参照して、SSDが期待通りのパフォーマンスを発揮しているかどうかをチェックしましょう。

もし想定よりも著しく数値が低い場合は、SSDとマザーボードの接続仕様(SATA 3.0やNVMe等)が適合しているか、またはドライバーやファームウェアが最新のものかを確認することをおすすめします。さらに、測定時にバックグラウンドで負荷の高いソフトウェアが動いていると数値が変わってしまうこともあるため、実行前には不要なアプリケーションを終了させるとよいでしょう。

例えば、約数十MB/s単位での速度低下や大きな値の振れ幅がある場合は、SSDに問題がある可能性があります。定期的にテストを実施して、異常をいち早く検知できるように心がけてください。

SSD速度測定の他の方法

コマンドプロンプトによる速度計測は便利ですが、さらに詳しいスコアやダイアグラムを見たい場合はフリーソフトを活用すると効果的です。ここでは代表的な無料ツールと特徴をいくつか紹介します。

フリーソフトを活用するメリット

無料のSSDベンチマークツールを利用することで、シーケンシャルだけでなくランダム4K読み書きやキュー深度(QD)など、多角的な指標を測定できます。コマンド1行で済むwinsatよりも視覚的なグラフや詳細レポートを確認しやすいのが大きなメリットです。

また、ソフトウェアによってはテスト負荷の調整やパーティション単位での計測など、より細かい条件設定にも対応しています。そのため、SSDの個体差や実使用時のパフォーマンスをシミュレーションしたい方にとって便利な選択肢となるでしょう。

代表的なツール

無料で利用できるSSD速度測定ツールはいくつか存在します。下記のポイントを参考に、自分の環境や目的に合ったツールを選んでみてください。

  • CrystalDiskMark
  • AS SSD Benchmark
  • ATTO Disk Benchmark

CrystalDiskMarkはシンプルかつわかりやすいインターフェイスで、ランダムアクセスやシーケンシャルアクセスの数値を一目で確認できます。また、AS SSD Benchmarkは名称通りSSD向けに特化したベンチマークで、スコアを総合評価として算出してくれます。

さらにATTO Disk Benchmarkはファイルサイズやブロックサイズを柔軟に調整でき、異なるワークロードを想定した速度測定を行いやすいという特徴があります。どれも無料で使えるため、いくつか試してみて自分のニーズに合うものを見つけるとよいでしょう。

以下の表では、コマンドプロンプトを使った方法と代表的なツールの概要比較をまとめています。あくまでも一般的な目安なので、実際の使用感は環境やSSDの性能によっても変わります。

方法 特徴
コマンドプロンプト(winsat) 追加インストール不要。簡単なコマンド操作でSSD速度を確認できる。
CrystalDiskMark 直感的なUI。シーケンシャルからランダムアクセスまで細かく数値化。
AS SSD Benchmark SSD向けに最適化されたベンチマーク。総合スコアも測定可能。
ATTO Disk Benchmark ブロックサイズなどの条件設定が可能。柔軟なテスト環境が作れる。

測定後のポイント

測定後は、大きな書き込み容量を扱う場合でも性能を維持できるかどうかを確認することも大切です。簡易テストだけでは見えてこない持続的な速度低下などの傾向を把握することで、製品の耐久度やキャッシュの有無などもある程度推測できます。

さらに、テスト結果だけでなく通気性の確保やファームウェアの定期更新など、ハードウェア側のメンテナンスも定期的に実行することが、SSDの高パフォーマンスを長く維持するポイントです。長期間使っているうちに速度が落ちてきた場合は、新しいメジャーバージョンのファームウェアが配信されていないか確認してみましょう。

また、パーティションのアライメントやTrimコマンドが正常に機能しているかどうかも、速度低下の大きな原因となりやすいポイントです。特にOSをクリーンインストールせずに移行した後であれば、一度チェックしておくと安心できます。

まとめ

ここまで、コマンドプロンプトを用いたSSD速度の測定方法と、複数の無料ツールを併用したテスト手順を解説してきました。それぞれの方法には特徴があり、用途に合わせて使い分けることでSSDの真のパフォーマンスを掴みやすくなります。

ぜひ本記事を参考に、定期的なSSD速度測定を行い、パソコンの快適性を維持するメンテナンスを実践してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次