USBメモリのデータ復旧は可能?認識しない原因や削除したデータの復旧方法を解説

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USBメモリは小型で使いやすく、大容量化も進んでいるため、日常的にデータの受け渡しやバックアップとして幅広く利用されています。一方で、突然パソコンに認識されなくなったり、誤ってファイルを削除してしまったりと、予想外のトラブルに直面するケースも珍しくありません。

本記事では、USBメモリが認識されない原因や、データを削除してしまった場合の復旧方法を解説します。

監修者情報

株式会社ヤマダデンキ
セグメント事業統括部 インターネット事業部 ネット商品企画部 SMD

星野 祐孝

株式会社ヤマダデンキにてデジタル商品の仕入部門に20年以上従事し、幅広い商品カテゴリを現場で経験。EC部門にて商品企画や広告・SEOなどを担当するほか、ゲーム部門"ヤマダゲーム"などでキャラデザインやIP活用、ゲームの開発など多岐の業務を兼任する。ヤマダデンキの家電情報サイトには設立時より参画し、培った知見を活かし、記事の企画・監修を幅広く担当

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監修者情報

家電ライター

小池 由起子

新卒で大手電機メーカーに入社し、子育てをしながら約21年間勤務。宣伝部門では展示資料作成や広告代理店対応など、家電製品の情報発信業務に従事した。
展示会や家電量販店での説明業務にも携わり、専門的な内容をユーザー目線で分かりやすく伝えることを得意とする。
研究開発部門では製品開発プロセスや技術背景への理解を深め、メーカー視点と生活者視点の両面から製品の特長を伝える力を培った。退職後は家電ライターとして10年以上活動し、大手Webメディアを中心に生活家電・調理家電・美容家電など幅広い分野の記事制作に携わる。これまでに執筆・リライトを手がけた家電関連のSEO記事は800本以上。現在は家電情報の発信・監修を行っている。

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目次

USBメモリの基本を押さえておこう

ここではまず、USBメモリの基本について解説します。仕組みを理解しておくことで、トラブルの原因や対処法をより理解しやすくなるでしょう。

USBメモリにはフラッシュメモリーが使われている

USBメモリには、データを保存するためにフラッシュメモリーという半導体素子を使用しています。SSDにもフラッシュメモリーが使用されており、電源を切ってもデータを保持できるのが特徴です。USBメモリでは、内部コントローラーがデータの読み書きなどを管理しています。

パソコンのUSB端子に接続するだけで手軽にデータを保存・移動できる一方、フラッシュメモリーには、書き込み回数や使用状況などによる寿命があり、経年劣化や物理的な損傷によって故障する可能性もあります。また、コネクター部分に強い力や衝撃が加わると、接続部や内部基板が損傷するおそれがあるため、取扱いには注意が必要です。

家電ライター  小池 由起子
USBメモリを使用する際は、ファイルシステムも確認しましょう。USBメモリはFAT32やexFAT、NTFSなどの形式でフォーマットされており、使用する機器によっては対応していないファイルシステムのUSBメモリを認識できない場合があります。事前に取扱説明書やメーカー公式サイトで、対応するファイルシステムを確認しておくとよいでしょう。

USBメモリが認識されない主な原因

USBメモリがパソコンに認識されない、保存したデータを読み込めない場合は、さまざまな原因が考えられます。USBメモリ本体の故障だけでなく、USBポートやパソコンのシステム、ドライバーなどに問題があるケースもあります。

また、コネクターの接触不良や、データの管理情報が破損する論理障害、内部基板などが損傷する物理障害が原因となることもあります。まずは別のUSBポートやパソコンで認識されるかを確認し、USBメモリ本体とパソコンのどちらに原因があるのかを切り分けることが重要です

USBメモリが認識されない原因とデータ復旧の可能性

USBメモリが認識されない原因は、パソコン側の不具合やUSB端子・コネクターの接触不良、USBメモリ内部のデータ破損や物理的な故障などが考えられます。原因によってはパソコン側の設定や接続環境を見直すだけで解決することもあれば、データ復旧が必要になる場合もあります。ここからは主な原因と、データ復旧の可能性について解説します。

パソコンが原因のケース

USBメモリが認識されない場合は、パソコン側に原因がある可能性があります。USBポートの故障や一時的なシステムエラー、ドライバーの不具合、周辺機器の影響などによって、USBメモリを正常に認識できなくなることがあります。

この場合は、別のパソコンやUSBポートに接続して、正常に認識されるか確認しましょう。別のパソコンでは問題なく認識できる場合は、USBメモリではなく、使用しているパソコンやパソコンのUSB端子に原因がある可能性があります

コネクタの接触不良や物理的な損傷

USBメモリのコネクタがUSB端子にしっかり接続されていない場合や、コネクターにホコリや異物が付着している場合は、接触不良によってパソコンに認識されないことがあります。

また、USBメモリに強い衝撃が加わったり、コネクター部分に無理な力がかかったりすると内部基板や接続部分が損傷する可能性があります。物理的な損傷が疑われる場合は、無理に分解や修理を行わず、データが必要であればデータ復旧を専門とする業者への相談を検討しましょう

家電ライター  小池 由起子
USBハブ経由でUSBメモリを接続している場合は、USBハブ側の不具合や電力供給不足などが原因で正常に認識できないことも。原因を切り分けるためにも、ハブから外してパソコンのUSB端子に直接接続してみましょう。この方法で認識できた場合は、USBハブの使用方法や接続環境の見直しをおすすめします。

データの論理障害と物理的な故障

USBメモリが認識されない原因には、データの管理情報やファイルシステムに問題が発生する「論理障害」と、コネクターや内部基板などが損傷する「物理的な故障」があります 。

論理障害の場合は、状態によってはデータ復旧ソフトなどで復旧できる可能性があります。一方、物理的な故障が疑われる場合は、自分で分解や修理を行うと状態が悪化するおそれがあるので注意が必要です。USBメモリに大切なデータを保存している場合は、むやみに操作を繰り返さず、データ復旧を専門とする業者への相談を検討しましょう

削除データや破損データは復旧できる?

「誤って大事なファイルを消してしまった」「データが破損して読み込めない」といった状況では、SDカードの状態によってはデータを復旧できる可能性があります。ただし、操作を続けたり新しいデータを書き込んだりすると、復旧が難しくなることがあるため注意が必要です。

削除やデータ破損が原因の場合

誤って削除したデータや、ファイルシステムなどに問題が生じて読み込めなくなったデータは、状態によってはデータ復旧ソフトや専門業者によって復旧できる場合があります。

ただし、復旧作業によってデータが上書きされたり、状態が悪化したりする可能性もあります。絶対に失いたくない大切なデータが保存されている場合は、自分で何度も操作を試すのではなく、データ復旧を専門とする業者への依頼を検討しましょう

物理的な故障が原因の場合

USBメモリのコネクタや内部基板などが破損している場合は、パソコンの設定変更やデータ復旧ソフトだけで解決することは難しくなります。

USBメモリに強い衝撃が加わった、コネクターが曲がっているなど、物理的な故障が疑われる場合は、無理に使用を続けたり分解したりしないことが重要です。 保存されているデータを取り出したい場合は、データ復旧を専門とする業者への相談を検討しましょう。

家電ライター  小池 由起子
USBメモリを持ち運ぶ際は、専用ケースなどに入れるのがおすすめです。端子部分へのゴミやホコリの付着を防ぎ、持ち運び中の衝撃から保護できます。また、防水性や密閉性のあるケースを使用すれば、水や湿気による影響を抑えることも可能です。

USBメモリのデータを復旧する際の注意点

USBメモリが認識されなくなった場合、あわてて誤った操作をすると、復旧できる可能性があるデータまで失われるおそれがあります。大切なデータを復旧したい場合は、状態を悪化させないよう注意しながら対処することが重要です。

自己判断でフォーマットしない

USBメモリを接続した際に、「フォーマットする必要があります 」「初期化してください」などのメッセージが表示されることがあります。しかし、大切なデータが保存されている場合は、すぐにフォーマットを実行しないよう注意しましょう。

フォーマットを実行すると、保存されているデータにアクセスできなくなり、復旧が難しくなる可能性があります。重要なデータを保存している場合は、フォーマットせずにUSBメモリを取り外し、データ復旧を専門とする業者への相談を検討しましょう

新しいデータを書き込まない

誤って削除したデータは、すぐに完全に消去されるとは限りません。そのため、新しいデータを書き込むと、削除したデータが上書きされて復旧が難しくなる可能性があります。

データの復旧を優先する場合は、USBメモリへの新たなデータの保存を避け、できるだけそのままの状態で保管することが重要です

衝撃を与えずに使用を避ける

USBメモリに物理的な故障が疑われる場合は、何度も抜き挿ししたり、分かいしたりしないようにしましょう。強い衝撃を与えると、状態が悪化してデータ復旧が難しくなる可能性があります。

大切なデータを復旧したい場合は、必要以上に操作を続けず、USBメモリをパソコンに差したままにしないことも重要です。安全な場所で保管し、必要に応じてデータ復旧を専門とする業者へ相談しましょう。

  • フォーマットを促されてもすぐに実行しない
  • 新しいデータを書き込まない
  • USBメモリに衝撃を与えず、パソコンに挿したままにしない

専門業者に依頼するときのポイント

USBメモリに保存されている大切なデータを復旧したい場合は、データ復旧を専門とする業者への依頼を検討する方法があります。ただし、対応できる障害の種類や料金、データの取り扱い方法などは業者によって異なるため、依頼前にサービス内容をよく確認することが重要です。

実績や対応内容を確認する

データ復旧業者に依頼する際は、USBメモリの復旧実績や、論理的なデータ障害と物理的な障害のどちらに対応しているか確認しましょう。業者によって対応できる機器や障害の内容が異なるため、USBメモリの復旧に対応しているか事前に確認することが大切です。

また、料金体系や見積もりの内容、データの取り扱い方法なども確認しておくと安心です。大切なデータを預けることになるため、復旧実績だけでなく、情報管理やセキュリティ対策についても確認したうえで依頼先を選びましょう

まとめ

USBメモリが認識されない場合や、保存したデータを誤って削除した場合でも、原因や状態によっては、データを復旧できる可能性があります。

ただし、フォーマットや新しいデータの書き込みなどを行うと、復旧が難しくなることがあるので注意が必要です。大切なデータを保存している場合は、むやみに操作を繰り返さず、必要に応じて専門業者への相談を検討しましょう。

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