ソファの座面のかたさ~決める前に知っておくべきこと~

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ソファ選びで悩む人も多い「座面の硬さ」。硬すぎても柔らかすぎても快適に座れないだけでなく、健康面でも問題が生じる可能性があります。自分に合った硬さを選ぶためには、座面の硬さがもたらす影響と、ライフスタイルや体の状態を考慮することが大切です。

本記事では、ソファの座面の硬さを決める前に知っておくべきポイントと、それぞれの硬さがおすすめな人の特徴について詳しく解説します。座面の素材との関係や、硬さの選び方のコツも併せてご紹介しますので、これからソファを選ぶ方はぜひ参考にしてください。

監修者情報

株式会社ヤマダデンキ
セグメント事業統括部 インターネット事業部 ネット商品企画部 SMD

星野 祐孝

ヤマダデンキのデジタル商品仕入部門にて20年ほど勤務した知識や経験を生かし、EC部門にて商品企画や広告・SEOなどを担当し 他にもゲーム部門”ヤマダゲーム”などでキャラデザインやIP活用、ゲームの開発など多岐の業務を兼任する。その培った知見で 家電情報サイトは設立時より深く関わり、記事の企画から監修まで、幅広く携わっております

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監修者情報

IT家電ライター

たろっさ

学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、20歳の時にメーカーヘルパーとして家電量販店にアルバイトとして入社、家電の世界へ飛び込む。 その後2年で家電販売員として個人で年商2億円を突破、入社5年目で年商3億円を経験、「法人ナンバーワン販売員」として表彰される。
その後15年以上家電販売員として活動し、現在はプロの家電販売員としてだけでなく、家電ライターとして様々なメディアで執筆・監修を行っているほか、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を自ら運営し、家電製品のレビュー・批評を行っている。また、家電アドバイザーの資格も有し「家電」と名の付く物全てに精通、「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力している。

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目次

硬めの座面がおすすめな人

ソファの座面の硬さは、快適性と健康面で重要な要素です。硬すぎるソファや柔らかすぎるソファにはそれぞれ問題点がありますが、硬めの座面が適している人もいます。ここでは、硬い座面がおすすめな人を3つのグループに分けて解説します。

長時間座る人

デスクワークや読書など、長時間ソファに座る機会が多い人は、硬めの座面を選ぶのがおすすめです。硬い座面は姿勢の変更が容易で、体への負担が少ないというメリットがあります。

長時間同じ姿勢でいると、柔らかすぎる座面では体が沈み込んでしまい、腰や背中への負担が大きくなります。一方、硬めの座面なら、体をしっかりと支えてくれるので、正しい姿勢を保ちやすくなります

腰痛など腰に不安がある人

腰痛持ちの方や、腰への負担を感じやすい人も、硬めの座面がおすすめです。柔らかすぎる座面では、腰が沈み込んでしまい、痛みを悪化させる可能性があります。

硬めの座面は、腰をしっかりと支えてくれるので、正しい姿勢を保つことができます。また、立ち座りの際にも、腰への負担が少なくて済みます。ただし、あまりに硬すぎるソファは避け、適度な硬さを選ぶことが大切です。

ソファに足を乗せて座る人

ソファでくつろぐ際に、足を乗せて座るのが好きな人にも、硬めの座面がおすすめです。柔らかすぎる座面では、体が沈み込んでしまい、足を乗せた姿勢を保つのが難しくなります。

硬めの座面なら、安定感があるので、様々な姿勢で座ることができます。足を乗せてリラックスしたり、体を伸ばしてゆったりとくつろいだりと、自分の好きな姿勢でソファを楽しむことができるでしょう。

硬すぎるソファには注意

硬すぎるソファは、長時間座っていると体に負担がかかります。特に、腰や背中への圧力が強くなり、体に負荷がかかりやすくなります。このことから、それに伴うむくみやしびれ等を感じてしまう可能性もあるといえるでしょう。また、硬い座面はリラックスできず、くつろぎの時間を過ごすのに適していません。

一方で、硬めのソファは姿勢を保持するのが容易で、体への負担が少ないというメリットもあります。体をしっかり支えたい方は、正しい姿勢を保ちやすい硬めのソファを選ぶのもよいでしょう。

柔らかめの座面がおすすめな人

硬めの座面が適している人がいる一方で、柔らかい座面を好む人もいます。ここでは、柔らかい座面がおすすめな人を3つのグループに分けて解説します。

姿勢を崩して使いたい人

ソファでくつろぐ際に、深く腰掛けて背もたれに身体を預けるのが好きな人には、柔らかめの座面がおすすめです。柔らかい座面なら、体を包み込むようなふんわりとした感触を味わえます

リラックスタイムに、ゆったりとした姿勢でソファに横になったり、座面に足を投げ出したりと、自由な姿勢で過ごしたい人にぴったりです。ただし、長時間同じ姿勢でいると腰への負担が大きくなるので、適度に姿勢を変えることが大切ですね。

ふんわりした感触が好きな人

座り心地の良さを重視する人にも、柔らかめの座面がおすすめです。柔らかい座面は、体を優しく支えてくれるので、心地よいリラックス感を得られます

特に、ふんわりとした感触が好きな人は、柔らかめのソファを選ぶと満足度が高くなるでしょう。座面素材の選択も重要で、ウレタンフォームやポケットコイルなど、柔らかさと弾力性を兼ね備えた素材がおすすめです。

お昼寝用に使いたい人

ソファでお昼寝をするのが好きな人にも、柔らかめの座面が適しています。柔らかい座面は、体を包み込むようにフィットするので、リラックスした状態でお昼寝ができます

お昼寝用のソファを選ぶ際は、座面の柔らかさだけでなく、サイズや背もたれの角度にも注目しましょう。ゆったりと横になれる十分な広さと、頭と首を支える背もたれが理想的です。快適なお昼寝タイムを過ごすためにも、自分に合った柔らかさのソファを選ぶことが大切ですね。

柔らかすぎるソファには注意

一方で、柔らかすぎるソファにも問題点があります。柔らかすぎるソファは、座り心地は良いものの、長時間座っていると体に負担がかかります。硬いソファと比較して姿勢保持が困難なので、背もたれに深く沈み込んでしまい、腰への負担が大きくなる場合があります。また、姿勢が崩れやすく、骨盤が後傾しがちになります。

ただし、ふんわりした感触が好きな人やお昼寝用に使いたい人には、柔らかめのソファがおすすめです。姿勢を崩して使いたい人にも適しています。

ソファの座面の硬さと素材の関係

ソファの座面の硬さは、主に使用されているクッション材の種類と厚さによって決まります。ここでは、代表的なクッション材であるウレタンフォームとスプリングの特徴と、それらの組み合わせによる座り心地の違いについて詳しく解説していきます。

ウレタンフォームの特徴と硬さ

ウレタンフォームは、ソファの座面によく使われるクッション材の一つです。ウレタンフォームは、弾力性と耐久性に優れ、体重を広い面積で支えることができます。また、密度や硬さが異なる様々なタイプがあり、用途に合わせて選ぶことができます。

一般的に、ウレタンフォームの密度が高いほど硬く、耐久性も高くなります。低密度のウレタンフォームは柔らかく、体を優しく包み込むような座り心地ですが、へたりやすいというデメリットもあります。高密度のウレタンフォームは硬めで、しっかりとした座り心地を提供しますが、硬すぎると座り心地が損なわれる可能性もあります。

スプリングの種類と硬さへの影響

ソファの座面には、ウレタンフォームと組み合わせてスプリングが使われることも多いです。スプリングは、座面の弾力性と通気性を高める役割を果たします。代表的なスプリングの種類には、コイルスプリングや、ポケットコイルがあります。

コイルスプリングは、らせん状のコイルを連結させ、身体を受け止める構造になっています。クッション性に優れており、座り心地に安定感があります。一方、ポケットコイルは、一つ一つのコイルスプリングが独立した袋に入っているため、点で体重を支えます。ポケットコイルは、体の凹凸に合わせてフィットし、体圧分散に優れています。

クッション材の組み合わせによる座り心地の違い

ソファの座面の硬さや座り心地は、ウレタンフォームとスプリングの組み合わせ方によって大きく異なります。以下は、代表的な組み合わせとその特徴です。

  • 高密度ウレタンフォーム+コイルスプリング:しっかりとした座り心地で、安定感があります。長時間座っても疲れにくいですが、やや硬めに感じる人もいるかもしれません。
  • 低密度ウレタンフォーム+ポケットコイル:柔らかく包み込まれるような座り心地で、体圧分散に優れています。リラックスしたい人におすすめですが、へたりやすいというデメリットもあります。
  • 高密度+低密度ウレタンフォームの組み合わせ:低密度と高密度のウレタンフォームを組み合わせて使うことで、柔らかさと耐久性を両立できます。バランスの取れた座り心地で、幅広い人に適しています。

このように、ソファの座面の硬さは、ウレタンフォームの密度やスプリングの種類、それらの組み合わせによって決まります。

ソファの選び方

最後に座面の硬さと同じくらい重要な高さについても解説します。また、正しい姿勢で座れるソファの確かめ方も紹介します。

座面の高さと腰痛の関係

座面の高さは、立ち座りのしやすさに影響します。特に腰痛がある場合は注意が必要です。座面が低すぎると立ち上がる際に腰に負担がかかり、高すぎると足が床につかず血行不良を招きます。

適切な座面の高さは、膝を90度に曲げたときに足裏が床につく高さです。目安として様々なものがありますが、身長に1/4を掛けた高さがおすすめです。座面の高さを調節できるソファもあるので、自分に合った高さを選びましょう。

正しい姿勢を保てるソファを選ぶために

ソファに座る姿勢が悪いと、肩こりや腰痛など体に悪影響を及ぼします。そのため、正しい姿勢で座れるソファ選びが重要です。理想的な座り方は、以下の通りです。

  • 背筋を伸ばし、お尻を深く座面に沈める
  • 膝は90度程度に曲げ、足は床につける
  • 肘は肘掛けに自然に乗せる

この姿勢を保てるよう、背もたれの角度や高さ、座面の奥行きなどもしっかり確認しましょう。座り心地は個人の感覚によって異なるため、実際にソファに座って確かめることが何より大切です。ソファを販売しているショールームや家具店、大型の家電量販店などで、様々なタイプのソファに座ってみましょう。

硬いソファのおすすめ

ヤマダオリジナル:ファブリックソファ YS120037LGYヌノ

柔らかな肌触りと丁寧な縫製が特徴のファブリックソファです。着脱可能なカバーリングを採用しているので、お手入れも簡単です。ポケットコイルを使用した座面は体圧を分散し、長時間座っても疲れにくい設計となっています。

◎ヤマダおすすめポイント
  • 高品質な素材と丁寧な作りが魅力
  • カバーリング仕様で手軽にお手入れ可能
  • ポケットコイル入り座面で長時間座っても快適

ヤマダオリジナル:ファブリックソファ YS120035 GY/BK

このソファはスタイリッシュなデザインと機能性を兼ね備えた優れものです。撥水加工された生地を使用しているので、水や汚れに強く、お手入れが簡単です。また、組立式になっているので、狭い場所への移動や搬入が容易にできます。

◎ヤマダおすすめポイント
  • 撥水加工された生地で汚れにくく、お手入れが簡単
  • 組立式で狭い場所への移動や搬入が容易
  • スタイリッシュなデザインと機能性を両立

ヤマダオリジナル:カウチソファ YCS150003RD

このヤマダオリジナルの左カウチソファは、高級感のある本革張りで、快適な座り心地を実現しています。背もたれにはシリコンファイバーを使用しており、形状を維持しやすく、座面には高密度ウレタンを採用し、体を優しく支えます。

スタイリッシュな金属製の脚部は掃除もしやすく、ロボット掃除機にも対応できます。背もたれは分割可能なので、搬出入の際も安心です。レッドとホワイトの2色から選べる本革張りで、高級感のある雰囲気を演出します。

◎ヤマダおすすめポイント
  • 本革張りの高級感あるデザイン
  • シリコンファイバーで形状維持性に優れる
  • 分割式の背もたれで搬出入がスムーズ

大塚家具:革張りソファ ベルク

ドイツ製のソファ「ベルク」は、60年の歴史を持つヒモラ社が人間工学に基づいて設計した高品質な製品です。日本人の体型に合わせた座り心地と耐久性を追求しています。

高級なロングライフ革を使用しており、なめらかな肌触りと汚れに強い加工が施されています。内部フレームには硬質の木材を使用し、型崩れしにくい特殊ウレタンが採用されています。ドイツの熟練の技術が注ぎ込まれた逸品です。

◎ヤマダおすすめポイント
  • 人間工学に基づいた快適な座り心地
  • 高級ロングライフ革による上品な質感
  • ドイツの熟練の技術が注ぎ込まれた逸品

柔らかいソファのおすすめ

ヤマダオリジナル:ファブリックソファ YS130040GY

幅広い座面と上質な布張りのソファで、ゆったりとくつろげるリラックス空間を演出します。撥水性の高い生地を使用しているので、お手入れもラクラク。取り外し可能な背もたれで狭い場所への持ち運びも簡単です。

◎ヤマダおすすめポイント
  • 幅広い座面でゆったりくつろげる
  • 撥水生地でお手入れ簡単
  • 背もたれが取り外せて移動に便利

ヤマダオリジナル:合成皮革ソファ YS130012IV

こちらはヤマダオリジナルの3人掛けソファです。合皮張りで耐久性に優れ、ポケットコイルを使用した快適な座り心地が特徴です。ハイバックでリラックスしやすく、背もたれは脱着可能なので移動も楽にできます。

◎ヤマダおすすめポイント
  • ポケットコイル入りで体にフィットする座り心地
  • 合皮張りで耐久性に優れた高級感のある仕上がり
  • 背もたれが脱着可能で搬入しやすい設計

ヤマダオリジナル:カウチソファ YCS150009GY/BK

このカウチソファは、洗練されたデザインと機能性を兼ね備えた逸品です。ファブリックと合成皮革の異素材を組み合わせた上質な生地は、モダンでスタイリッシュな雰囲気を醸し出します。コンパクトなサイズながら、座面が広く快適な座り心地を実現しています。

ボルスタークッション3個付きで座った時に腰をしっかりサポートしてくれるのも魅力的なポイントです。また、アームレスなので座面も幅広く、カウチ部分の左右の入替もできます。

◎ヤマダおすすめポイント
  • 質感が高く、モダンなデザイン
  • コンパクトながら広々とした座面
  • 腰サポート機能付きのボルスタークッション

大塚家具:革張りソファ Nジルバ

大塚家具の「Nジルバ」は、包み込まれるような心地よい座り心地が特徴的なソファです。ハイバックのデザインとボリューム感のあるクッションが、優雅でゆとりある空間を演出します。アクセントとなる革のステッチ使いや、搬入時に背もたれを外せるノックダウン式など、機能性も魅力です。

◎ヤマダおすすめポイント
  • ボリューム感あるクッションの包み込まれる座り心地
  • 高級感のあるイタリアンテイストのデザイン
  • アクセントとなる革のステッチ使い

まとめ

ソファの座面の硬さは、使用目的や体の状態に合わせて選ぶことが大切です。硬めの座面は、長時間座る人や腰痛がある人におすすめ。一方、柔らかい座面は、ふんわりとした感触が好きな人やお昼寝用に適しています。

座面の硬さは、主にウレタンフォームの密度とスプリングの種類で決まります。長く愛用するソファを買う時は実際に座って確かめるのが理想です。さらに、デザインや素材といった他の要素とのバランスも考えながら、総合的に判断しましょう。

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