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ドライヤーは毎日使う必需品ですが、いつまでも同じ状態で使えるわけではありません。実は、ドライヤーにも寿命があるのです。温風の温度が低下したり、異音がしたり、焦げたような異臭がしたりといった症状は、寿命が近づいているサインかもしれません。そのまま使い続けると、本来の性能を発揮できなかったり、故障や事故のリスクが高まったりする可能性があります。
この記事では、ドライヤーの平均的な寿命やそれを見極める方法、さらに長持ちさせるお手入れ方法について詳しく解説します。愛用のドライヤーを長く快適に使うために、ぜひ参考にしてみてください。
ドライヤーの平均的な寿命と使用時間の目安

ドライヤーの平均的な寿命は3〜4年
通常のドライヤーの平均的な寿命は、メーカーや機種によって異なりますが、一般的に3〜4年程度と言われています。この目安は、1日1回約5〜7分使用した場合を想定しています。ドライヤーの部品の中で最も消耗が早いのは、ファンを回転させるモーターです。モーターが故障してしまうと風が送れなくなるため、本体に異常がなくても買い替えが必要となります。ドライヤーの寿命は、このモーターの寿命と言っても過言ではありません。
ヘアケア機能付きドライヤーの寿命は1〜4年
一方、マイナスイオンなどのヘアケア機能が付いたドライヤーの寿命は、1〜4年程度と言われており、普通のドライヤーよりも短いケースが多いです。使用頻度が高いほど、徐々に放出されるヘアケア効果(マイナスイオンなど)が弱くなっていくことにも注意が必要です。
ドライヤーの平均使用時間は130〜140時間
ドライヤーの平均的な使用時間の目安は、130〜140時間です。仮に1日5分使用すると仮定した場合、1年で約30時間になるため、3~4年で故障することを想定しておくと良いでしょう。ただし、髪が長く乾かすのに時間がかかる人は、より早い段階での買い替えが必要になる可能性があります。
以下の表は、ドライヤーの種類別の平均的な寿命をまとめたものです。
| ドライヤーの種類 | 平均的な寿命 |
|---|---|
| 通常のドライヤー | 3〜4年 |
| ヘアケア機能付きドライヤー | 1〜4年 |
ただし、これらの寿命や使用時間はあくまで目安であり、掃除の頻度や使い方によって前後します。定期的なメンテナンスを行い、異変を感じたらすぐに使用を控えるなど、適切な使用と管理を心がけることが大切です。
ドライヤーの寿命が近づいている5つのサイン
毎日使うドライヤーですが、実は寿命が近づいていることを示すサインがいくつかあります。これらのサインに気づいたら、安全のために早めの買い替えを検討しましょう。
温風の温度が低下する
ドライヤーを使っていて、いつもより温風の温度が低いと感じたら要注意です。ヒーターの劣化や故障が原因で、十分な温風が出なくなっている可能性があります。温風がぬるいままだと、髪を乾かすのに時間がかかるだけでなく、本来の性能を発揮できなかい場合もあります。
いつもと違う異音がする
使用中に、普段は聞こえないような異音が発生している場合も、ドライヤーの寿命が近づいているサインかもしれません。モーターの異常や、内部の部品の損傷が原因で、「カラカラ」「キーキー」といった音が出ることがあります。異音がする状態で使い続けると、部品が飛び散って怪我をするリスクもあるので注意が必要です。
焦げたような異臭がする
ドライヤーから焦げたようなにおいがしてくるのも、寿命が近いことを示す典型的なサインです。モーターが劣化して発熱したり、内部にホコリがたまって焦げ付いたりすることで、焦げたような異臭が発生します。そのまま使うと発火につながる恐れもあるため、においを感じたらすぐに使用を中止しましょう。
本体やコードが異常に熱くなる
ドライヤーの表面やコードが、通常より熱くなっている場合も要注意です。特にコードは、断線や被膜の劣化によってショートし、異常発熱を起こすことがあります。そうなると感電や火傷のリスクが高まるだけでなく、電気火災を引き起こす可能性もあります。本体やコードに違和感を感じたら、すぐに使用を控えるようにしましょう。
電源が入りにくくなる
スイッチを入れても、すぐに電源が入らなかったり、途中で電源が落ちてしまったりする症状も、ドライヤーの寿命が近づいているサインです。スイッチの接触不良やモーターの劣化が原因で、安定して電源が入らなくなります。使用中に突然止まってしまうと、ヘアスタイリングに支障をきたすだけでなく、故障のリスクも高まります。
ドライヤーの寿命を延ばす5つのお手入れ方法

ドライヤーは毎日使う身近な家電ですが、適切なお手入れをすることで寿命を延ばすことができます。
ドライヤーの寿命を延ばすための5つのお手入れ方法を紹介します。
吸込口と吹出口を定期的に掃除する
ドライヤーの吸込口と吹出口には、ホコリや髪の毛などのゴミがたまりやすくなっています。これらのゴミが溜まると、モーターに負荷がかかり、故障の原因になります。吸込口と吹出口は、定期的に掃除するようにしましょう。掃除の際は、電源プラグをコンセントから抜き、歯ブラシや綿棒などを使ってゴミを取り除きます。吸込口のフィルターは取り外して洗うこともできます。
使用後は冷風運転してからスイッチを切る
ドライヤーを使い終わったら、すぐにスイッチを切るのではなく、冷風で30秒ほど運転してから電源を切るようにしましょう。温風運転した直後にスイッチを切ると、高温のままモーターが停止してしまい、故障の原因になります。冷風運転することで、モーターを冷ましてからスイッチを切ることができます。
コードを本体に巻き付けない
ドライヤーのコードを本体に巻き付けて保管している人も多いかもしれませんが、これは避けましょう。コードを巻き付けると、断線やショートの原因になります。コードは、ゆるやかに束ねて、湿気の少ない場所に保管するのがおすすめです。コードリールを使うのも良い方法です。
湿気の少ない場所で保管する
ドライヤーは湿気に弱いため、湿気の多い場所での保管は避けましょう。特に、浴室内に置きっぱなしにするのはNGです。使用後は、湿気の少ない場所で保管するようにしましょう。洗面所の収納棚や、ドライヤー専用のホルダーなどを使うと良いでしょう。
不具合時は保証期間内にメーカー修理を依頼する
万が一ドライヤーに不具合が生じた場合は、自分で分解や修理をせず、保証期間内であればメーカーの修理サービスを利用しましょう。自分で修理すると、さらに故障が悪化したり、感電や火災のリスクがあります。メーカーの修理サービスを利用することで、安全に修理してもらうことができます。
まとめ

ドライヤーは毎日使う必需品ですが、適切な使い方とお手入れが美髪への近道。平均寿命は3〜4年、ヘアケア機能付きは1〜4年と短めなので、温風の温度低下や異音、焦げたような異臭、異常な発熱、電源の不調などの寿命サインを見逃さないようチェックしましょう。
また、吸込口と吹出口の掃除、使用後の冷風運転、コードの巻き付け防止、湿気の少ない場所での保管、不具合時のメーカー修理依頼など、こまめなお手入れで寿命は伸ばせます。
愛用のドライヤーを大切に使って、いつまでも美しい髪を保ちましょう。

